先週の金曜日に無事にお腹の手術が終わりました。(これはあくまでも私の体験談として記録の一環として書いています。)最初の２日間は自分で起き上がることすらできず、介助が必要だったのですが、３日めからだんだん一人でも起き上がったりできるようになりました
痛み止めも手術後はNarcoticsとよばれる強い薬を飲んでいたのですが、術後３日目である今日からはタイレノールだけ飲むようにしました。実はこの強い薬のおかげで酷い便秘になりました。一緒に便秘薬を飲んでいたに関わらず、です。手術のせいでいきむことができず大変でした
そんなこともあり、痛みもだんだん軽減してきたので今はやめたのです。
実は手術から４８時間後に初めてシャワーをして良いですよ、と言われていたのです。
それで早速シャワーをしたのですが、、、シャワーによる体力の消耗はあっと言う間でした
シャワー中は立ち続けることができなかったので、座りながらゆっくりとすることに。
とにかく失神による転倒だけは避けたかったのです。しかし手術後初めてのシャワーはやはり気持ち良かったです。でも当分は２、３日に一回くらいで良いかも、と思ってしまいました（手術の時期が夏ではなく、冬で良かったと思った瞬間でもありました。）
さて手術後は、いろいろと気をつけなければいけないことがあります
例えば手術後は、看護師からIncentive spirometerというもの
を渡されます。
深呼吸をするときはやはりお腹の痛みもグンと増すので、ちいさい枕でお腹を抑えながらすると良いです。
ちなみに話が少し逸れますが、お腹の手術の後、咳をするときほど辛いことはありません
今まで病院で働きながら、手術後の患者さんには当たり前のように
「咳をしなければいけないときは、枕をお腹に当ててくださいね。」
と言っていましたが、今回自分が初めて手術をしてみて、咳をすることがこんなにも辛いことなのだと初めて分かりました
まるでお腹のステッチが取れてしまうのではないかというくらい、ものすごく痛いです（あくまでも私が経験した話ですが、、、）
そのため咳をしそうになると、とにかく心を少し落ち着けて、まずは水を少しだけ飲み、できれば咳をしなくても良いようにしています
そしてもう一つ手術後に必ず言われることは、とにかく歩くこと。
これは少しでも歩くことによって血流を促して足などの血栓 (Blood clots) を防ぐためです。その血栓が肺動脈に移動して肺血栓塞栓症 (Pulmonary embolism) になることが一番怖いのです。それで手術のタイプによっては、手術後何日間か血栓予防のために血液をサラサラにする薬を処方されることも多いです。私の勤める病院では長期入院の患者さんに皮下注射をしています。
私の場合は注射の必要はなかったのですが、その代わりとにかく歩くことを勧められました。
お手洗いも行かなければいけないので、そのついでに少しでも長く家の中を歩くようにしています。ちなみに最初は前かがみでしか歩けませんでしたが、今は少しずつ上体を起こして歩けるようになってきました。
そしてもちろん、熱などは出ていないか、傷口は赤くなったりして炎症を起こしていないか、ドレインの液体は日が経つにつれて赤い色から少し黄色っぽい色へ変化していくのが普通ですが、その色の変化（例えばまた鮮血だったり、乳褐色のような色に変わったり）するときはすぐにドクターに連絡する必要があります。ドレインは毎日朝と夕方の２回空にしますが、その際に量と質を書き留めておいて、次のアポイントメントのときにドクターに渡します。私の場合は、一日の量が３０ミリ以下になるとドレイン自体を抜いてくれる予定です。
今回手術を受けて、家族や周りの人たちの存在にはとても感謝しました
回復時にはいろんな助けが必要です。手術を受けたばかりの私が一人でするには限界があることばかりです。しかし家族が率先していろんなことをしてくれたおかげで、順調に回復している私がいます。
今回の手術については周りにはあまり話さなかったのですが、それでも毎日頻繁に電話やテキストをしてくれたり、ご飯を持ってきてくれる友だちもいました
そしてブログでも他のブロガーさんたちから温かいメッセージをいただいて、読むのも楽しみで自分にとっては大きな励みになっています。本当にありがとうございます
ところで術後の食欲なのですが、やはり痛みのせいもあるのかあまり食欲はありません
今は食べること自体が「大きな仕事」だと思うことがあります。それでも傷の完治のためにタンパク質の多い食事をするように心がけています。ちなみに手術前に、簡単に食べられるものをいくつかHマートで買ってきていたのですが、このポリッジがなかなか美味しかったです。
他にもいろいろな種類がありました。また次回行ったときも購入しようと思いました。食欲がないときなど、かなりおすすめです
それではみなさんもお身体には気をつけてください