こんにちは、賀喜遥香です。
残暑が衰えかけた朝の風が心地良い季節になりましたね。
今日は皆さんに付き合って半年も経つ私たちの一日の様子をご覧いただこうと思います。
そう、あれはまだ桜の花が散る頃、そんな時期からスタートした同棲生活でした。
二人で悩んだすえに決めたダブルベッドをこしらえてできた共有のお部屋。
そこでさくのとの日々が始まったのです。
半年。
半年ですよ皆さん。
そんな時間があれば、もっと恋人らしいディープな関係になれるというものじゃないですか、本当なら。
でも恋人とはまだまだ淡い桜の実状態なのです。
どうか、呆れずのんびりと見てもらえれば幸いです。
ではいってみましょう。
「おはよ、さく」
「…ん」
「おはよー♡」
「んん?…あっ、かっきーおはよ」
「あっ、ってなに?じゃなくてはるか、でしょ?」
「あぁ、おはよはるか」
さくちゃんてば、相変わらず寝起きの挨拶がどこかすっとんきょうなのです。
せっかくこちらが寝起きの可愛い可愛いお顔を覗き込んで囁いてあげてるってのに、パッって二の腕使って隠しちゃうんだから。
もったいない。
もっとディープに。
もっとセレブっぽい優雅な反応で私を困らせちゃってくれてもいいのにねぇ。
まぁ、でもそこがさくのいいところでもあるんだけどね、そこ言い出したらこの日記自体意味を成さなくなるからやめとこう。
兎にも角にも、まだまだ友達みたいな反応を見せながらさくちゃんは伸びをして一日の始まりを告げる。
さぁ、お仕事だ。
私たちは売れっ子アイドルなのだから朝は早い。
せっせと、日記に記す余裕もないくらい急ぎ足で顔洗って二人で歯をごしごし磨く。
もちろん、その間もいちゃいちゃしてくる気配はなし。
というかまだ目開いてないんじゃないのさく。
一本の線みたいにした目のまま隣でごしごしやってる恋人を見る。
この様子だと、家に帰ってくるまで早送りだな。
楽屋入ってまで恋人らしさなんてものが私とこの子から生まれるはずもないし。
お仕事現場でのお二人はまたの機会に、ということにさせていただきまーす。
では早送りですいってらっしゃい。
「ただいま~」
「おかえり、さくちゃん♡」
「…おかえりって、今一緒に帰ってきたんじゃない」
「それはいいの!じゃあ、おかえりのアレ」
「……」
「ほら、アレだよアレ」
「…するの?」
「ほら、はやくはやく」
全く。
いつもしてるってのに毎回のように再確認とってくる恋人ってなに?
そんなの確認とらずにちゃちゃっとやっちゃえばいいのよ。
ほら、ちゅっと
「……」
「なんで黙るの?」
「……」
「おかえり、さくちゃん」
「…ただいま」
もう慣れっこだっていうのに、毎回この反応。
もうそういう病気なんじゃないかって疑うようになったここ最近です。
カッーって顔真っ赤にして俯いちゃって黙り込む。
もうこれ桜じゃなくてウメの花だよ。
真っ赤。
しかもしたあと、あって…
あってなんだよ可愛いな。
もう本当に初々しくて最高、じゃなかった困るよかっきーは。
もう19だよ二人とも。
早い人ならもう社会に出て結婚してる人もいるってのに。
まぁいい、ずっと見惚れてても片付かないし、連れて入ろう。
「ほーら、突っ立ってたら誰かにもってかれるよ、入ろ」
「…うん」
さりげなくおてて繋いで嫁を連れて入る。
嫁って単語いいよね、憧れる。
もういちいちそういうの反応しなくていいのに、じっと握った手見つめてくれるんだから。
さくちゃんかわゆい。
それなら恋人つなぎしちゃお。えいっ。
「あっ…」
あっ、いただきました。
またウメの花になるんだね。
こんなことしてたら晩ごはん始まらないし、嫁を片付けて晩ごはんの支度しよ。
ちなみに晩ごはんは当番制。
ごはんだけじゃなくてお風呂、洗濯物、トイレ掃除だいたい二人で共同作業ってことにしてる。
さくそういうのは得意分野っぽいし、私も苦手じゃないから家事は困らない。
今日の献立は、手抜きの冷凍ハンバーグ。
お皿に移してチンしてぽい。
愛情籠もったかっきーの夕食だよ、はい召し上がれ。
「今日、手抜きじゃない?」
「そんなことないよ」
そんなことはあるんだけどね、今日は日記のことで忙しいので。
とにかく可愛い嫁の様子を記すのに集中したいので、凝った料理はなしってことで。
またの機会ね。
嫁は私の作った料理をはふはふ冷ましながら頬張る。
可愛い
お口に運んだあとも熱くってふーふーしてるの萌える。
しかも口のはしにデミソースはみ出しちゃってるよ。
こういうときこそ恋人の出番ってやつですよ。
「さく、口付いてるよ」
「あ、そう?」
待って。
素早くティッシュ箱に伸ばそうとした腕をガシッと掴む。
こういうのは私の役目、でしょ?
奪ったティッシュ箱からささっと2枚とって嫁の顔面に向かって突き出す。
「もー、…っいいってば」
「あー」
あろうことか、嫁は差し出したテッシュを奪い取って自分で済ませてしまった。
こんなことでもウメになるんだね。
まぁ、でもこういう抵抗もある意味じゃ心地いいかもね。
「はるかはお節介なんだって」
「いいじゃん」
いいじゃん、可愛い嫁の姿が見られるならなんとでも。
恥ずかしかったのか、次が無いようにソースをキレイに舐め取ってから食べる嫁。
ほら可愛い。
ちょっと恥ずかしかったのね。
じゃなかった、私も早く食べねば。
夕食のあとはおっふろ。
お風呂沸かすのも今日は私なんだから。
日記にも記しておかないといけないし、のんびりしてられないや。
それに、今日こそは一緒に入ってやるんだから。
「一緒に入ろっか?」
「やだ」
はい、拒否。
予想はしてたけど、これが最大の難関ポイントだったりする。
そして至高。
今までにいろいろ試したけど、ガード硬すぎてこれだけは難しい。
嫁のあとに入ろうとしたら鍵かけられてるし、正攻法なんてものはもう何十回と失敗した。
今まで入れたのは数回だけ。
私の誕生日と私が風邪でダウンしたときだけ。
嫁と一緒におフロ入るのが一番の夢なのだ。
鍵かけられるの精神ダメージ強いから、今日は正攻法で粘ろう。
「嫁と一緒にフロ入りたい!」
「まだ嫁じゃない」
嫁じゃなかったみたいです。
っていうか”まだ”なのね。
いつかはいいってことでおっけい?
「さくとお風呂入りたい」
「そんなに?」
「そんなに!」
「うーん…」
あれ、意外とイケるかもしれない。
おすしかない!!
「なんでも言うこと聞くよ」
「なんでも?」
「うん、なんでも」
「…じゃあ」
「ん?」
「ぼそぼそ」
…!!
キタ、きました、きましたよ皆さん!!
”寝るときになでなでしてほしい”だそうです。
さくちゃんは寝るとき後頭部を優しくなでなでされるのが弱い体質なのです。
あら可愛い
絶対可愛い
ということでお風呂です。
嫁…じゃなかった、恋人とおっふろ
ザバーって湯船から熱いのが溢れる。
やっぱりフロは二人で入らなきゃね。
二人で向かい合うのは恥ずかしいのだろうね。
私がさくの背中を眺める構図です。
脱衣場での時間ももうそれは素敵だったのです。
やはりやはりなさくの反応。
皆さんにも見せてあげたかったですね。
「たまには、二人で入るのよくない?」
よくない?
「いいかもね」
おおっ!
さくちゃん振り返って満面の笑顔。
可愛い
これは今日はかなりいい感じじゃない?
いいよね?
ほっぺちゃんは相変わらずウメだけど。
背中さすさす
さくちゃ~ん大好きだよ~
「っこら!!」
怒られました。
ああいうスキンシップは駄目なのね。
メモメモ
今はというと、一人さびしく湯上がり日記作成なのです。
さくはまだお風呂。
あのとき怒られたせいか、背中流しなんていうのも経験できないまま早々追い出されてしまいました。
さくちゃん背中流ししない?と恐る恐ると聞くも。
ヤダ、の一点張りでした。
しょんぼり。
まぁでもいい。
久しぶりにさくとお風呂入れたし。
それはまた今度、ということで。
今日は上々な感じなのじゃないでしょうか?
日記も潤ってきたし、皆さんにもさくちゃんの素晴らしさを提供できた一日じゃないでしょうか?
ペンが走る。
ふーっと一息。
今日はこんなところかな?
十分かけたでしょ
っとそう思って日記を閉じようと思った瞬間、
「っなにこれ!!?」
「あっ、ヤバ」
バッと隠そうと両手使うも時既に遅し。
さくに引っ剥がされてノートを取り上げられる。
「さくちゃん観察日記ぃ!」
「あぁ…」
「はぁるぅかぁ…!」
「うう」
ごめんなさい、ごめんなさい
さくの素晴らしさを皆さんにもわかっていただきたくて~
ふざけんな、何がウメだ!
ごめんなさい、ごめんなさい
誰が嫁だって~!?
ごめんなさい
やばい、めっちゃ怒ってるよさく
という感じでバレちゃったので本日はこれにて閉幕しようと思います。
私は非常にまずい状況ですが、なんとか?皆さんに伝えることが出来てよかったです。
では最後のご挨拶を
「ここまで賀喜遥香の進行でお伝えいたしました、お相手は…」
「…遠藤さくらでした」
「ではまた」
さくちゃん観察日記
//////////////////
nk08214さんからのリクエストで、かきさくの初初しいカップル姿をというお題でした~
初めての日記スタイルに取り組みました(笑)
もうとにかくヌロワンヌの妄想が大爆発でしたね(*^^*)
さくちゃんの可愛い感じを出すにはかっきー目線がいいのと、
日記スタイルにすれば平べったい文章じゃなくなるかな~と考えついてこうなりました☆
これはこれでシリーズ化しても良さそうですね♪
リクエストありがとうございました(^^)