ぴいちゃんのHSC(人一倍敏感な子)について2歳から保健センターで相談しており、今日はその家庭訪問でした。
お母さんの体調はどう?という話になり、不眠の薬を見せました。
さほど強くない薬で、本来2mgで飲むところを私は1mgの少量で飲んでいるという説明をしました。
が、その時に食器棚の台(90cmくらいの高さ)に置きっぱなしにしてしまったのです。普段は食器棚の上の棚に置いているのですが、話しながらだったので無意識に台に置いてしまいました。
家庭訪問の20分後、12時にぴいちゃんが幼稚園から帰宅。13時15分から個別療育なので、ひとまずカレーとキウイを出して私はトイレへ...
その隙にキッチンに置いてあった薬を持ち出して、シートから1錠取りカレーの中へ入れてしまったぴいちゃん
「病院の薬美味しそう。いちご味かな〜チョコレート味かな〜カレーに入れたらどうなるだろう?」と思って食べたてしまったらしい。
ところが苦い薬だったので、私がトイレから戻ってきてすぐに「苦いよー!ママの薬飲んじゃった!」と訴えてきました。
ふと見ると私の睡眠薬のシートが床に落ちていて、血の気が引きました。
私「うそー!!!1個!?1個よね!?」
すぐに口の中のものを吐き出させましたが錠剤は見当たらず。
ぴ「もう飲んじゃったよー」
パニックになりながら中毒110に連絡しました。
やはり子供が飲んだらどうなるか分からない危険なものということで、すぐに救急に走って下さいと言われました。
この時点で3分以上経過。
近くの病院にすぐ連絡し、診てもらえるということでマッハで行きました。
ぴ「ママ〜眠たい気がする。」
薬を飲んでから15分以上経過。
病院に駆け込み、すぐ診てもらえました。
先生「この薬は大丈夫だと思うけど、念の為に胃洗浄しますね。」
あっという間にタオルでぐるぐる巻きにされ、私は処置室から出され、オエオエいう声と叫び声が30分響き渡りました。
後悔で押しつぶされそうになった絶望的な時間。これほど長い時間はないです。
なんであの時台に置いてしまったんだろう。
なんで子供を苦しめるようなことをしてしまったんだろう。
私が泣いちゃいけないと思うも、叫び声で涙が止まらず。持っていたハンカチがずぶ濡れになりました。
時々看護師さんが私に「今頑張ってますからね。お母さんも大変でしたね。早く来てくれたおかげで、今素早く処置できてますよ。」と言葉をかけて下さいました。
誰も私を責めないんですよ...何故手の届くところに置いたんですか?と言われるかと思ってたのに。優しさに泣けてきて救われました。本当にありがとうございます。
処置後、泣いて顔中に発赤が出たぴいちゃんと対面。髪の毛も汗でビチョビチョ。
そっと抱えたら泣き止みました。
先生「全部洗い流しました。内容物がカレーだらけで、薬は残念ながら見当たらずでした。活性炭という薬の成分を吸着するお薬を入れてますので、うんちが黒くなるけどびっくりしないで下さいね。経過観察したいので、夕方までお部屋で休んで下さい。」
血圧測定と心電図を取り付けて、2時間以上お部屋でゆっくりさせてもらいました。
幸い処置が早かったこともあり、薬の成分が残らなかったのか、びっくりするほど元気でした。
「お腹すいたんですけど」
「あの薬美味しそうに見えた。ママがいつも夜に飲んでたから、ぴいちゃんも飲みたくなった。」
「まだ?早く帰りたい帰ってご飯食べる!」
まあ〜、よく喋ること。暇になりすぎてベッドの上で回転して遊んでました
元気そうだねってことで、ようやく病院から出る許可を貰って帰宅。
帰宅後、気が抜けてしまった私はソファに倒れ込んでしまいました。
脱水もあるのか頭痛も酷かった。立つと脳貧血になりしばらく立てませんでした。
ぴいちゃんは回復してご飯をもりもり食べていたけど、私は昼ご飯を食べそこね、夕食も食べる気がせず、ソファでボーッとして過ごしました。
20時半。ぴいちゃんのうんちは真っ黒なものが出ました。
ぴ「やったー!まっくろくろすけのうんちが出たよ」
そうですか...よかったねえ
うちみたいな事は起こらないかもしれませんが、小さいお子さんのいる家庭は気をつけて下さい...
普段手の届かない場所に置いているからこそ、油断した時に子供はそれを狙ってます。触らせてもらえないものが目の前にあったら、好奇心が勝ってしまうようです。
子供の薬はいちご味やバナナ味なので、大人の薬はもっと美味しいんだろうな〜と想像を膨らませてしまったのかもしれません。
私は4歳の頃、引き出しからカッターを見つけ、指を切ったらどうなるんだろう?と思い、ざっくりやりました。
血が沢山出てきて「ママ〜血が出た」と言うと、母親が目を丸くして非常に驚いていた記憶があります。で、何針か縫いました。
おぬりは昔、寝室の押し入れでライフジャケットを見つけ、ハンガーに吊るされたままのライフジャケットを着ようとして絡まって首が締まりました。
「ううぅ」という変な声を聞いて見に行くと、首吊り状態。
その経験から、ライフジャケットは手の届かない場所に置いてあります。
大人が考えつかないようなもので子供の命が奪われてしまうので、親は気を引き締めなければなりませんね今日でよーく分かりました。