羨ましかった 憎かった 大嫌いだった

妬み嫉みひがみ あらゆる憎悪の気持ちを表したかった

そう思っている時の私は心底醜悪で でもそれが嫌で 

このまま地獄のような毎日の中で暮らし 死んだあとはそのまま本当の地獄に向かうのだろうと心底悲観していたり 

逆にそれを受け入れる心の準備を着々と進めるような 

自分でも少し意味が分からないような毎日を過ごしていた


不安で寂しくて悲しいのに 

いつからか憎らしいあなたの表情のどこかにホッとするような穏やかな感情を抱いた

ああ 立場は違えど愛おしい彼を想う気持ちは同じなのかもしれない

彼女も私と同じように寂しくて悲しんだり辛くなったりするのかもしれない

眠れず涙する夜を幾度となく経験して  

次の日は腫れた目が痛むのだ 

それでも希望の見える未来は訪れないこと 

そしてそれが変わらないことなんて嫌というほど分かっている


ただ それでも 

それでもあなたは彼を愛している


彼は太陽のような人だから


愛する人の太陽であるから