※BL小説です(+世界+のBL小説です)苦手な方はお戻りください※
4話「世界&世界」
「まぁこんな感じかしら?」
「「おぉ!!!?」」
「なかなか似合っているぞ?」
アビスさんが持ってきた服を着て袖直しとか
してもらって.....
でもみんなとちょっと服が違うのは気のせいかな?
「あの・・・、」
「ウフフッ!もしも新しい弟ができたらっと思ってナイト君
と同じ服を作っておいたの」
そういえばナイト君の服上に来ている服はみんなと同じ
だけど下の服は俺とおんなじだぁ
「ナイト君はねずみ色と黒色でしょ?乃亜君は黒と赤!」
「ふむ・・・・、」
「実はシュヴァリエの分もあるんだけど・・・、」
「もらったな」
「えぇー!!兄さんも着てよおぉ!」
「残念だがこれが一番しっくりくるんだ」
俺も一瞬見てみたいと思った.....
うーん?なんでだろう?会って1時間しかたってないのに
こんなに仲良くしてもらっている.....
とくに斎さんやナイト君とかアビスさんには......
「あらあら?でもオルゲバル戦ではその服で行ったのよ?」
「たまたまこの軍服が破れていてな・・・、染みもあったから
ランに渡しておいてた時に戦争が発生してな」
「俺も行けばよかったぁ!!!オルゲバルって遠いんだもん」
「フフッ・・・・、まぁまた今度見せてやろう・・・・、」
「わーぃ!!」
「ところで・・・、俺っていつ戻れるんですか?」
「そうだな・・・、」
「えー!乃亜しばらくいればいいじゃねー?つか永遠に!!」
「だめよ乃亜君のご家族もきっと心配してるわよ」
「えー!!」
「いえ・・・、俺・・・、家族いないんでその心配はないです」
「それなら一緒に永遠にここにいましょうっ!!」
「そーだよ!!」
えぇっ!!?でも....悪くはないかな....?
とか思っている自分はおかしいのかな?
「アレ?シュヴァリエさん・・・、あのカレンダーの2SXX年ってなんですか?」
「あぁ・・・、あれは年の数だが・・・?」
「え?2012年じゃないんですか??」
「2012年は1000年前だが??」
「えっ!!??」
「ノアは瞬間移動ではなくトリップしたそうだな」
「えぇぇぇぇ!!!!?」
トリップ!!?1000年前!!?
みんなは?!友達や近所のおばさんは!?
まさか.......死んでる??
「お・・・、俺・・・・、!」
「落ち着け・・・、トリップすることは簡単だが戻る事はむずかしい」
「シュバリエもね・・・、前トリップしたのだけど半年は帰ってこなかったの」
「うんうん・・・、あの時はマジでびびったぜ・・・・、」
「兄さん半年も別世界でサバイバルやってたんだよ!!」
「それと如月が死にかけてたしな!!あれは見ものだった!」
「こら!下山!!如月君はね!シュヴァリエを心配して!」
「ハイハイわかってますよー」
あのシュヴァリエさんですらも半年!!??
じゃぁ俺は.....俺はどーなるんだ!?
「手っ取り早い方法は乃亜を誰かの部下にしてココに置くことだな」
「あー!俺もそれなら賛成!!」
「兄さんが言うのなら俺も賛成!後、乃亜がいてくれるなら!!」
「私も一応賛成よ!!」
「それなら乃亜・・・、上司・・・、誰がいいか決めろ」
「えっ!?えぇ・・・・、」
右から斎さん真ん中にナイト君左にアビスさんが
目を光らせてたっている....
シュヴァリエさんは優雅に自分の席のイスに座って
足を組み面白そうにこっちを見ている....
レインさんはレインさんで本とにらめっこ中.....
「えぇ・・・・、」
「乃亜君!私の隊にきなさい!お菓子つくりとか一緒にやりましょう!?」
「乃亜!俺の隊に来い!!一緒に草原で遊ぼうぜ!!!」
「乃亜!!俺のところに来い!!銃ぐらいなら教えてやるぜ!!」
「えぇ・・・・・、」
斎さんはまず論外で....
アビスさんとナイト君...それにシュヴァリエさん.....
決められない.....
「決められません・・・・・、」
「フッ・・・・、まぁいいだろう・・・、自分で決めるより他人に決めてもらう
ほうが安心できるだろうしな」
「なら私、シュヴァリエの部下になればいいと思うの・・・・」
「あー、俺も兄さんの部下ならいいかなー?」
「え?シュヴァリエさんの部下??」
「だって兄さんは仕事早く終わらせる人だし・・・、どっかの下山と
違って下心ないし!!安心できる!!」
「そうねー、シュヴァリエなら乃亜君を犯さずにすみそうね!!」
「え?じゃぁ・・・、シュヴァリエさん・・・、よろしくお願いします」
「あぁ・・・、」
その日からシュヴァリエさんの身の回りのお世話をすることになった...
まずはシュヴァリエさんの仕事の資料をきれいにしたり....
午後は兵士の訓練を一緒に見たり兵士さんと一緒に練習したり.....
シュヴァリエさんとナイト君と一緒に晩御飯たべたりとか.....
楽しかった.....
「ねぇ・・・、シュヴァリエさん・・・、」
「なんだ?」
「どうしてシュヴァリエさんは不老不死をえらんだの?」
「時の錬金術師は不老不死に夢を見ていた・・・・、俺もその一人であり
あったが・・・、しかし他の錬金術師よりは興味は薄かった・・・・・、」
後にシュヴァリエさんは語った
<欲望はじっくり熱をとうしてから食べたほうがおいしい・・・、
人は欲望に負け生のままに食うからマズイのである・・・>と・・・、
俺はまだシュヴァリエさんの気持ちがわからない.....
でもその真紅の瞳が語る気持ちは誰よりもわかる気がする
+++あとがき+++
シュヴァリエは紳士だから下心などないよ
どっかの誰かさんとは違ってムッツリスケベじゃないよ
とか言いたかっただけです。
ここまで見てくださってありがとうございました