※BL小説です。苦手な方はお戻りください 王道主人公は嫌われヤク?※
4話「森の魔女」
「おか・・・あ・・さん?」
「フフフッ・・・、久々ね日向」
「なんでっ!?死んだんじゃ!!」
「あぁー、一応は殺された身だけども愛あれば生きれるわよ?」
「でもっ!!?俺・・・、森の魔女とか・・・、嫌いだし・・・・、」
「えぇ・・・、でもアナタが森の魔女なの・・・・、」
「えっ!?」
「フフッ・・・・、その瞳の色で決定よ・・・、アナタは目覚めたの・・・、」
「うそだろ・・・、」
「日向・・・、愛する者を愛しなさい・・・、幸せになりなさい・・・、」
「お母さんは・・・、俺が岸子先輩の事好きとか思ってんの?」
「アナタは私 私はアナタ アナタの気持ちは私のキモチよ?」
「えぇー・・・・、」
「いろいろ不便だろうけども・・・、そのうち慣れるわよ」
「それじゃぁお母さん・・・、この「宇宙人嫉妬事件」やってよ」
「いいわよ」
「え?いいの?」
「えぇいいわよ」
「ありがとう!じゃぁ俺はこっちの資料やるから・・・、」
「そうね!」
すると涼しい風が風紀委員室を通る.....
すると一人の男の子がたっていた.....
身長は俺よりもデカクて.....
岸子先輩見たいに髪の毛が長い.....
クリーム色の長い髪を風になびかせて
緑色の瞳が笑う.....
「ここは男子校よね?だから男じゃないとっ!」
「お母さんなの!!?」
「えぇ!さぁ!!仕事やるわよ!!」
「ちょちょちょちょ!!待って!!このワッペンつけて!」
お母さんったら......
制服は綺麗に作れても風紀の仕事をやるんだ風紀委員に
ならないと怪しまれるし.....
だから風紀委員のワッペンをお母さんの腕につける......
「風紀委員?」
「うん・・・、仕事やってくれるのはありがたい・・・、でもここの生徒に
なると言うといろいろ怪しまれるし・・・、風紀委員なら授業免除できるし」
「そうね・・・、ありがとう」
「お母さんさ・・・・、名前どうするの??」
「そうね・・・、燈子(とうこ)だと女っぽいわよね」
「森の魔女・・・、森羅?」
「あら?森羅(しんら)は森の神よ?」
「いいじゃんもう森羅で決定!!!」
「ウフフ・・・、でも神様になる気持ちもいいわね」
「じゃぁコレ!!宇宙人嫉妬事件の資料と紙!ハンコこれね!わかんない
所あったら言ってくれていいから!」
「えぇ・・・、わかったわ」
それからもくもくと二人で仕事をやった.....
たぶん一週間分は働かなくてもいいだろう....
「「終わったー!!!」」
「お母さん?どう?食堂行く?」
「いいわね!これからずっと日向とご飯が食べれるのかしら?」
「うん・・・、お母さんも1年って事にすれば怪しまれずにすむしね」
「それじゃぁ行きましょう?!お腹ペコペコよ!」
「うん」
お母さん(森羅)と俺は食堂へ向けて足を進めた....
そして食堂前......
「ここが食堂?」
「うん・・・・、最初は俺もレストランかと思ったよ」
「私も・・・・、今はレストランにいる気分よ・・・、かなり高いね」
「んじゃ座ろうか」
「うん」
俺とお母さんは席にすわってウェイターに注文をする...
数分後ウェイターはお母さんのカルボナーラと俺のAランチを持ってきた...
「森羅は美人だから宇宙人から逃げるんだぞいいね!」
「宇宙人?あぁ・・・、エイト君?」
「そうそう!自己中でワガママでなおかつ俺は悪くない星人だから!」
すると周りの席の子がザワザワと騒ぎはじめた....
どうしたんだろうか??
「俺は悪くねえ!!!」
あぁ......なるほど........宇宙人の話をすると宇宙人が来るのか.....
「たのもしい子だね・・・、エイト君」
「そうか??岸子先輩にガラスのコップ投げつけたんだぞ?」
「そうなの??」
「それが宇宙人嫉妬事件だ」
「へぇー」
周りのチワワが宇宙人を囲む.....
悪いな....宇宙人.....俺は風紀委員だけどオマエを守るとコッチが目立つ...
「アンタのせいで葉月さまは!!!」
「アンタのせいで岸子様はおケガを!!!!」
「俺は悪くねえ!!葉月と岸子が悪い!!!」
「うるさいよ!!やっちゃいな!!!」
「おっす!!!」
「うわっ!!何するんだよ!!」
「悪く思うなよ??ここの学園の生徒みんなお前の敵だ」
ドガッ!!!
ひどい音と共に宇宙人がふっとぶ.....
これはやりすぎだな....風紀18条「暴力は禁止」に反する....
俺が立ち上がると森羅は「ヒュー♪」と口笛をふく......
「ハイハイ・・・、そこまでにしよーねー?」
「「宴さまっ!!!?」」
「日向様!!風紀副委員長おめでとうございます!!」
「ありがとう・・・、でも風紀18条に反してるからみんな連れて行くよ?」
「ごっ・・・・、ごめんなさいっ!!!」
「ハイハイいい子いい子・・・、」
「それより日向様・・・・、そのお隣のお方は?」
「あー?コイツは森羅・・・、俺の友人で同じ風紀委員」
「それはっ!!森羅様・・・、お食事中に騒がせてしまって・・・、」
「いいよ別に」
「それよりそこの宇宙人?大丈夫かぁー?」
「っ・・・・、俺を殴った事後悔させてやる!!」
宇宙人は頭がおかしいのか?それとも頭をぶったのか?
宇宙人は俺を殴った....グーで.......
「「キャアアアアアアアアアアアアッ!日向(宴)様!!?」
「大丈夫か!!?日向君!!!?おい!宇宙人!!」
「日向?大丈夫?」
「あぁー、森羅ー、ジンジンするよ」
「日向・・・・、エイト君だっけ?暴力をする相手を間違ってない?」
「うるせぇ!!俺は悪くねえ!!コイツが!!日向が邪魔するから!」
「宇宙人きさまぁ!!!」
「こら!みんな落ち着きなさい」
「日向様・・・・、」
「佐藤 エイト・・・、風紀副委員長、宴 日向を暴力する・・・、よって10日間
学園登校禁止する・・・、えっとランチルームも出入り禁止ね?」
「日向っ!!おい!!チワワ!!やめろ!!」
「風紀委員をなめないでね?宇・宙・人!」
「日向?少しはれているよ・・・、」
「森羅・・・、大丈夫だよ・・・・、」
「宴・・・・?」
「岸子先輩・・・・、」
「お前・・・、いままでドコに行ってたんだよ・・・、心配したんだぞ?」
「ごめんなさい・・・・、そしてさようなら・・・、」
俺は走った
「日向!!?」
森羅が後を追っかけてくる....
久々にあった岸子先輩...
頭には白い包帯が見えてた...
きっとキズが治ってないんだ.....
俺が....オレガ....悪いの?