※BL小説ですが少し明るいオーラが入っておりますファタジートリップBL小説です※





2話「世界転落」





「あの・・・・、お名前聞いてもいいですか?」


「名前?あぁ・・・、俺のか?」


「あ・・・うん・・・、」


「俺は騎士(シュヴァリエ)薔薇の騎士団の騎士団長をやっている」


「へぇ・・・、騎士団長さんなんだ・・・、」


「お前はなんて名なんだ?」


「俺は下間 乃亜(しもま のあ)って言います・・・、こう見えて高2」


「ほぉ・・・、その身長でか?」


「うわっ!!!」




騎士が俺を持ち上げ抱っこする....


と言うかお姫様抱っこですけどねぇ!(泣




「うわっ!!!身長は160cmでも高2です!!」


「軽いな・・・、ちゃんと食べているのか?」


「ちゃ・・・・、ちゃんと食べてます!!!!」


「まぁいい・・・、お前は歩くのが遅い・・・、このまま行くぞ」


「えっ!!?ちょ!!!うわっ!」




暴れるとオデコをペシンと叩かれてしまった....




「ほらついたぞ・・・・、」




騎士の腕から降りるとそこは.....お城でした




「お城?」


「フッ・・・・、フハハハッ!」


「なっ/////」


「これしきでお城だと?クッ・・・ククク・・・」


「これしきって!!お城じゃないですか!」


「ここは騎士団本部だ・・・、まぁデカイのはデカイがお城ではないぞ?」


「うー・・・、/////」


「なぜそんなに顔を赤くする・・・?」


「赤くないです!!」


「赤いぞ??」


「赤くないでsっ!」




か.....噛んだ..........//////


いや...確かに美人が笑うと綺麗って言うけどさっ!!


あそこまで綺麗に笑われたら....どーにかなるよ.......




「ほら・・・・、乃亜・・・・、コレがイヴァレータの女神イヴァン・フィレーナだ」


「フィレーナ様??」


「まぁ正式には俺の姉?」


「えぇぇ!!!!?」


「嘘だ・・・嘘・・・、本当を言えば俺のいとこにいたる」


「えーっと?」


「俺の母親の姉の娘だな・・・・、」


「騎士さんは何歳なんですか??」


「俺か?俺は800・・・「もーーっいいです!!!」だったかな?」


「嘘ですよね!それも!!」


「嘘じゃないぞ?俺は不老不死だ・・・、錬金術によって生み出された力」


「えぇっ・・・、不老不死・・・・、」


「ついでに俺とキスをするとキスされた相手も不老不死になる・・・・、」


「えぇっ!!?」


「キスするか?」


「お断りします!!!////」


「そうか?」


「騎士兄?ソイツ誰?」




螺旋階段の所で騎士によく似た男の子が(服装は騎士の色違い?


螺旋階段から降りてきた....




「騎士(ナイト)・・・、コイツは新しい新人の下間 乃亜だ」


「へぇ・・・、俺はナイト!薔薇の騎士団 第二軍長!ヨロシク!」


「あ・・・、俺は下間 乃亜です・・・・、よろしくお願いします・・・・、」


「乃亜・・・、コイツは俺の弟だ」


「あ・・・、だから似てたんだ・・・・、」


「違うぞ!騎士兄は俺の父親の兄なんだ!!!」


「えぇぇっ!!!?」


「まぁそんな感じだが兄弟見たいに今はなっている」


「だって騎士兄若いもんなー」


「それはそうとナイトどうしたこんな所で・・・、」


「どうもこうも騎士兄を迎えにきたんだよ!!!」


「そうか・・・、それなら悪いな・・・、乃亜を仕事室へつれてってやれ」


「兄貴はどーすんの?」


「俺はアビスと如月に報告する」


「そうか・・・、ならノア!!ついてこい!」


「あ・・・、うん」


「気をつけるんだぞ・・・、とくにスパイなんかにわな・・・」


「わかーてらーぁ」




騎士と別れるとすぐに近くの螺旋階段を上る....




「なぁお前ここの権力って知ってる?」


「え?わからない・・・・、」


「まず一番偉いのがこの団長の騎士兄・・・、

その次が第一軍軍長のアビス姉さん・・・、

その次が第二軍軍長の俺・・・、

その次が第三軍軍長の下山 斎ってヤツ・・・、

その次が第四軍軍長の如月 三木って子ね?

その次が第五軍軍長のレインってヤツ・・・、」


「へぇ・・・、いっぱい・・・、いるんだね・・・、」


「まぁな・・・、それでひとつの軍に100人以上の兵士などがいる

その100人以上の兵士をまとめるのが軍長のやくめなんだ・・・、」


「へぇー・・・、」


「それでその100人以上にもグループがいくつかある・・・、そのグループの

リーダーみたいな人が<メイ>と言う人だ・・・、<メイ>は軍長の次に偉いからな

<メイ>はひとつのグループに1人だが・・・、会う事は少ないと思うよ」


「わかった・・・・、」


「それで・・・、まぁ一番気をつけてほしいのが第五軍の<メイ>なんだが

まぁかかわれないと思うから大丈夫だ」


「わかった・・・、」


「お?アレ・・・、レインじゃないか?」


「え?」




レインって....、偉い人?なんだよね.........?


中庭を指差すナイト君....


その先にはフワフワと風にゆれる銀髪に左が翡翠色に右が碧眼の


綺麗な男の人が中庭に立っていた......


騎士も綺麗だったけどレインって人も綺麗だった......




「よぉ!レイン!!!」


「・・・・、あぁ・・・、ナイト・・・、か・・・・、」


「あいかわらず眠そうだな」


「眠くはない・・・、ただ日光が気持ちよくてな・・・、」


「そうか・・・、紹介するな!新しい団員の下間 乃亜だ!」


「下間 乃亜です・・・、よろしくお願いします・・・・、」


「あぁ・・・、俺はレインだ・・・、よろしく」




ズゴォォォォォォ!!!




すごい風とともにあたりが暗くなる....


あまりに急な事で俺はびっくりしてナイトにつかみかかってしまった...


ナイトはナイトでびっくりしてたみたいだけど顔を上にあげたとたんに


ハハーンと言って笑った.....


上を見ると.....ド....ドラゴンっ!!!!?




「お前・・・、ドラゴンのエミュー見てびっくりしてんじゃねーよ」


「エ・・・エミュー?」


「あぁ・・・、俺のドラゴン・・・、エミュー・・・、オスだ」


「レインさんのドラゴン?」




エミューはナイトに顔をこすりつけると俺にもこすりつけてきた...


大きいし羽は大きいし......ウロコもすごいけど.....カワイイ......




「すげぇー」


「レインも一緒に仕事部屋いこーぜ」


「あぁ・・・、わかった・・・・、」


「エミューってカッコイイね!」


「ゴォォォォォォッ!」


「うわっ!くすぐったいよ!エミューっ!」




エミューは乃亜に鼻息をかけた.....


こんなに甘えたエミューは久々だと後にレインは語る....




「ナイト君.....なぁ.....仕事部屋ってなに?」


「あー・・・、まぁ軍長が集まって仕事をする部屋かな?」


「俺が行ってもいい所なの?」


「騎士兄がいいって言ったんだし甘えろよ」


「そうか・・・・」




俺........無事に日本に帰れるのかな.....?


でもなんかここにいたい気持ちもあるかも....


おかしいよね....来て何十分しかたってないのに.....


おかしすぎる.............