※BL小説になってます苦手な方はお戻りください
見るのは自由ですが苦情は受け付けません(ファンタジー小説 BL小説)※
1話「世界反転」
たとえばだ.....
俺は家の自分のベットで寝てたはずなのに
知らない間に戦争中の知らない世界へ来たら....
「つか!!俺!普通に家にいたよな!!なっ!?」
寝てたからって言っても制服のまんまで寝てて...
それでケータイとかないし.....
サイフもないし....つかココどこだよっ!!!?
ベチャッ!!
きずけば知らない男が目の前で倒れていた...
動かない....生暖かく鉄のにおいがする赤い液体が流れる...
頬にも「血」が..............
「ひっ!!」
初めて人が死んだところを見るとなると俺でも腰を引く...
「とととととと・・・・、とにかく逃げなきゃ!!!」
「おい」
「ひっ!!」
冷静に冷たい声が焦る気持ちを落ち着かせる....
振り向くと金髪で真紅の瞳の白いコートの男がこっちを見ている
左手には「血」の汚れひとつない日本刀をもっており......
綺麗な男とはこんな人を言うのだろうか?と言うぐらいに綺麗だ
「村人か?」
「む・・・、村人じゃないです!!」
「じゃぁ敵か」
日本刀の刃を俺の首に向ける.....
こ......殺される!!!!
「ち・・・、違います!!家で寝てたらこんな所に・・・、俺だって・・・、
来たくて来たわけじゃないのに・・・、意味わかんねぇよ」
「言う本人が意味わからないのに聞いてる人がわかるはずがなかろう」
「そ・・・、そうですよね・・・・、」
「それより・・・、お前はファインファルトの餌食になりたいのか??」
「ファインファルト???」
「ファインファルトを知らないとなると・・・・、まぁよい・・・、ついてこい」
「あ・・・、ハイ・・・・、」
男と歩くこと数分......
戦争真っ最中の大地の左上らへんを男が指差す....
「今から始まるぞ・・・、見てろ・・・、」
「あ・・・・、ハイ・・・・」
キュィイイイイイイイイイイン!!!
どこからか機械音がする....
でも俺はその左上らへんから目が離せなかった....
それは綺麗な明るい紫の光がそこをつつみこんでいるからだ....
綺麗.....いや....この男もそれなりに綺麗だが.....綺麗だ......
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!
すると紫の光は四方八方に飛び散りそして
巨大な爆発を出した.....
これが.....ファインファルト!?
「今見たのがファインファルトだ」
「えっ!って事はここもあーなっちゃうの!?」
「そうだな・・・・、すぐではないがその内そうなる」
「えっ!!?」
「ファインファルトだけじゃない・・・、兵士も来る」
「えぇ!!?」
「だが安心しろ・・・、お前は騎士団が引き取る」
「えぇぇ!!?」
「いちいち反応がすごいヤツだな・・・、まぁいい来い」
男はフッ....と笑うと背を向け歩く......
俺はあわてて男について行った.......
なんでもいいが....ここは日本じゃない事だけはわかった....
だって日本で戦争なんてもうありえないからな......
じゃぁここはドコだ??