霞が関 土手の桜


霞が関と言っても東京の霞が関ではなく川越の霞が関である。

桜の花の枝を描きたくて探していた。

たいがいの桜の樹は絵だが目線よりも上なので

なかなか描く枝がない。

いつも行く公園なら低い枝が在りそうだと思ってやって来た。

ぐるりと歩いて見るがやはり低い枝はない。

公園は家族連れが多くて、花見もままならない程

混んでいるのであまり人の歩かない土手の方に行ってみた。

見つけた。

土手の桜並木の端っこ、植栽が途中なのか

毎年、少しづつ増やしている感じの所にあった。

うまい具合に斜めに下がっている枝があった。

若い樹なので枝も低めである。

さっそく大きな紙を広げてスケッチを始めた。

端っこなので花見客もここまでは来ない。

遠慮なしでゆっくりスケッチ出来た。

この日から何日か通って数枚の桜の枝を描き上げた。