発症 | 父さんの記憶〜若年性認知症の父〜

父さんの記憶〜若年性認知症の父〜

私の父は若年性認知症です。もう今は私の名前も娘だということも分かりません。
だけど父さん。私は今もこれからも父さんの娘だよ。

今日は父さんの若年性認知症の発症について。

発症したのはたしか5年前。
私は大学3年くらいだったと思います。


当日私は遊びたいお年頃真っ盛りで、ハマってたダンスとバイトに明け暮れていました。
だから発色時期も定かじゃなくて本当に情けない…



私は自宅から電車で通学していて、最寄り駅までは家から車で10分くらい。(田舎なもので…)


私が中学1年のときに仕事を辞めて家にいた父さんが駅まで送り迎えをしてくれていました。

A型で几帳面、時間にもきっちりしていた父さんが迎えの時間を忘れることが多くなりました。

それで毎回喧嘩になったな( ;´Д`)


病気を疑う前に怒ってばっかりいた自分、今は情けなくて仕方ない(-_-;)


同じ頃、毎日のように携帯や手帳を家中探し回っていました。


しばらくしてやっぱりおかしいと思った母さんが、思いきって病院の物忘れ外来に連れて行くことにしました。


いろいろと検査をして、告げられた病名が若年性アルツハイマー型認知症。




母さんはきっと家族に隠れて泣いたんだと思う。


そのときはまだ初期だった父さんも、どんなに辛かっただろうと考えると涙が止まりません。



私と妹は病気の重大さを理解できなくて、自分を忘れられる日が来るなんて思いもしませんでした(/ _ ; )


それが発症した頃の私たち。