通し狂言 星合世十三團

成田千本桜

発端・序幕

 

 

今日は三階席のチケット観劇。

 

幕開き前からワクワクする。

こういうのって良い。

芝居の醍醐味。

 

 

成田屋はすっかり充実しており、余裕たっぷりに演じていた。

梅玉翁は木曜から復帰なさっていたのね。

良かった!

お声も充分で成田屋も何処となく嬉しそう。

これまで舞台を支えてくれていた尾上松也に感謝だ。

 

大物浦の入江丹蔵。

今回も白布ハラリを堪能した。

成田屋のお口は美しいだけでなく、ほんのり可愛い。

 

可愛いといえば帝ちゃん。

子役ちゃんあるあるで、少しフワフワ、ユラユラしたりして可愛い。

 

皆で舞台を作っている。

 

血塗れ知盛が自身に刺さった矢を抜き、その血を舐める。

この時の口も見逃さない。

赤く染まっておどろおどろしい。

が、やはり美しい。

 

 

義経を心を通わせ、弁慶の供養によって、今日も知盛は昇天していく。