池袋にて。
和室公演がすっかり馴染んだ。
今月は風邪ひいていたって。
私も多忙で疲労困憊だった。
互いに六月は難儀しましたな。
「天災」は彼の手の内に入った噺。
とはいえ、ただの口慣しといった雰囲気ではない。
もちろん、そういった要素があっても全然いい。
が、さらに深化させようとしていた。
むしろ、挑みの姿勢をスタンバイしているのかもしれない。
彼の新作はパルプンテ落語。
シュールレアリスム落語。
天下”夢想”。
今回は竹取物語をオマージュしたとあって、メルヘンだった。
吉笑さんとの飲みから帰った。吉笑さんが『談吉兄さんは”パルプンテ”ですからね』と仰ったのが大変に印象に残っている。”パルプンテ” 私を表す言葉で最もふさわしいかもしれないな。
— 立川談吉 (@dankitisan) July 30, 2012
自分の知己に同名の方でいらして、彼女を思い出しながら聴いていた。
噺の持つ”可愛らしさ”が増幅されたよう。
こういう聴き方は初めてかも。
ネタ下ろしは「試し酒」
旦那同士のやり取りに味を感じた。
下男の飲みっぷりといい、これは帰って飲まねばならない。
彼の大師匠小さんの噺も聴きたくなった。
比べようというのではない。
談吉さんの噺から、誘い込まれような気分になったのだ。