池袋にて。

和室公演がすっかり馴染んだ。

 

 

 

今月は風邪ひいていたって。

私も多忙で疲労困憊だった。

 

互いに六月は難儀しましたな。

 

 

「天災」は彼の手の内に入った噺。

とはいえ、ただの口慣しといった雰囲気ではない。

もちろん、そういった要素があっても全然いい。

が、さらに深化させようとしていた。

むしろ、挑みの姿勢をスタンバイしているのかもしれない。

 

 

彼の新作はパルプンテ落語。

シュールレアリスム落語。

天下”夢想”。
今回は竹取物語をオマージュしたとあって、メルヘンだった。

 

 

 

自分の知己に同名の方でいらして、彼女を思い出しながら聴いていた。

噺の持つ”可愛らしさ”が増幅されたよう。

こういう聴き方は初めてかも。
 
 
ネタ下ろしは「試し酒」
旦那同士のやり取りに味を感じた。
下男の飲みっぷりといい、これは帰って飲まねばならない。
 
彼の大師匠小さんの噺も聴きたくなった。
比べようというのではない。
談吉さんの噺から、誘い込まれような気分になったのだ。