坂東玉三郎×春風亭小朝の歌舞伎座特別公演。
チケットを取りそこねた。
あんなに息巻いていたのに。
理由は何という事ない。
発売日を間違えた。
最近の私はチケット争奪戦から興味が失せてきたのかもしれない。
落胆が無いのだ。
これまでは、こういう事に酷く落ち込んでいた。
興味深い演目、出演者には違いないのに。
名古屋でお盆に同じような公演が予定されていた。
こちらはタイトル、そしてお値段からして「牡丹灯籠」は無いバージョンらしい。
が、折角なので行ってみることにした。
新幹線もホテルも予約できた。
しかし、ほんとに私の精神は大丈夫だろうか。
このまま歌舞伎から離れていくのだろうか。
團十郎の秋の巡業。
関東では成田だけだった。
万が一、このチケットが取れなかったら他の地域に行く気だった。
それと同じ余裕が出ているだけだろうか。
真夏の日本列島。
恐るべきは台風の襲来だ。
そうなったとしても諦められるだろう。
落ち着き過ぎて怖いくらいだ。
が、前向きに考えれば精神的に強くなったのかもしれない。
或いは、気持ちが緩んで危機感を失ったのかもしれない。
ところで、名古屋って何があるんだっけ?
この街のことは全く分からない。
二月は、團十郎とカンカンの襲名公演だけ観てすぐ帰った。
今回も一泊二日。
時間と予算、気持ちを鑑みて、やはりこの日程で良い。
開演は二日目の夕方なので昼間は思いっきり時間がある。
何をしようか。
観光というより、もっとのんびり過ごしたい。
成田屋のバリ生活、、とは程遠いが、ああいう感じで過ごしたい。
ヤマトタケルと縁のある熱田神宮に行ってみようか。
過去にはこの人とも縁があったようだし。