六月大歌舞伎
初代中村萬壽 襲名披露狂言
歌舞伎座、夜の部。
今丁度、二幕目の「山姥」が終わったところ。
やはり襲名の賑わいは格別だ。
初め、中村芝翫が登場。
顔の拵えがものすごく誰だか分からなかった。
そして、萬壽さまが一踊りして、新・梅枝がやってくる。
万雷の拍手。
思ったよりも幼かった。
写真で観るともう少しお兄ちゃんに見えていたので。
その後、菊五郎ほか重鎮たちと対面。
さらには中村獅童の頼光が小さな四天王を二人連れてきた。
子供たちの歩みが可愛らしく、客は頬を緩ませる。
結局は子供たちが全てをさらっていく。
幕が閉まり、花道では梅枝くんと芝翫が芝居を続けている。
が、ほっとしたのか、幕内より獅童が挨拶する声が聞こえてきた。
ざっとこんな感じで、始終、和やかな雰囲気に包まれていた。
無事にお開きとなって何より。