サンパール荒川で。
どんだけ久々なんだと懐かしくなる。
小三治の高座はここで聴いた。
今年は縁を辿る歌舞伎体験が多い。
この荒川といい、浦安の中村屋といい。
来月は江東区だと言うし。
三ノ輪駅から歩いて10分程度。
意外に早く着いた。
客入りは七割位?
学生団体やギャルっぽいのもいて、若者を引き付けているのがイイ。
😆☺ 😆☺ 😆☺ 😆☺
この会場は、後方の席でも充分見やすい。
心地よい傾斜に助けられた。
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中村鴈治郎のお家芸、期待大。
見逃す訳にいかない。
まずは沢村宗之助。
客(教師)いじりも心得ていて、楽しい司会だった。
がんじろはんの“頼りない若旦那“は名人芸だと思う。
先月「毛抜」の春風といい、二ヶ月続けて頼りないのだ。
彼のポチャポチャ感が堪らん。
團菊祭の成田屋も仄かに肉感的だった。
ぽやっとした男が好みなのかもしれない。
って、肉感的な女性にも魅力を感じるのだから、柔らかい肉が好きなのかな。
こんな事言うと「お前はデブ専」みたいに言ってくる奴がいるが、そうじゃない!
肥えてる女性“も“好きなの!!
話が逸れた。
鴈治郎と市川高麗蔵の暗闇での逢瀬。
これがまた堪らない。
がんじろはんは強がったり、ソワソワしたり。
高麗蔵さんは可憐に寄り添う感じがグッとくる。
甘え上手というか。
ちょっと羨ましいぞ!
この二人を取り持つ店の女将は中村鴈成。
プログラムを読むに初役なのかな?
でも良い雰囲気が出ていた。
中村寿治郎が軽快闊達に金を取り立てる。
年齢を感じさせないベテラン芸が素晴らしい。
そして中村亀鶴。
惚れ惚れする。
大阪の嫌な奴をテンポよく演じる。
これが非常に楽しくてずっと見ていたい。
がんじろはんとの掛け合いも良い。
上方芝居の楽しさが炸裂していた。
この芝居は見ないと損だと思う。
歌舞伎鑑賞教室に相応しいというか、申し分ないというか。
都合がつけばリピートしよう。
近場だからチャリでも来られるし。