團菊祭

五月大歌舞伎

 
 
中村歌六の代演で、中村芝のぶ。
今、気付いたが、彼はここには並んでいないのね。
これは彼というより、彼の”役(松島)”の問題なのかな。
 
熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ

熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ
 
 
しかし、2017年の配役見ると、松島=尾上右近 とある。
 
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熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ
 
 
マハーバーラタではお名前がある。
どういう基準でここに掲載されるのだろう。
 
熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ

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八汐って、立役が演るとか何とか。
で、今回は女形。
どう雰囲気が変わるのか。
 
こう言っちゃ何だが、早く千松が殺されるところが見たい。
開演前から期待していた。
 
不謹慎?
残酷?
 
片岡仁左衛門丈は悪を演じるのが楽しいと仰っていた。
演じる側が楽しいのだから、見る側だって楽しいのだ。
 
 
 
歌六丈の八汐は、武張った雰囲気を持つ女だった。
 
そう、こういう奴はたまにいる。
昔ワイドショーで話題になり、あげく刑罰を受けた”引越しおばさん”とか。
 
 
 
ムキーニヤリ     ムキーニヤリ     ムキーニヤリ    ムキーニヤリ    ムキーニヤリ  
 
 
芝のぶさんは、陰湿で艶やかで、透き通った欲望が感じられた。
女形ゆえか彼の性なのかわからないが。
目論見を鋭く実行する悪女。
 
 
彼女一人でさえ強いのに、もう一人ヤバいのが現れる。
中村雀右衛門の栄御前。
 
 
 
御前様、前回拝見したときよりも語気が強い。
いよいよ悪に魅入られたのかしら。
 
 
 
ムキーニヤリ  ムキーニヤリ  ムキーニヤリ  ムキーニヤリ  ムキーニヤリ  ムキーニヤリ
 
 
菊之助も後半、力が入っていた。
まるで葵太夫が芝居をしているような、強力な台詞回しだった。
(お二人とも舞台にいるので余計に《力 & 力》って感じ)
 
 
考えてみれば、こんな残酷な事はない。
主君のために命を投げ出せと言っているものの、あぁも呆気なく、しかも惨殺されるなんて。
 
つい数分前まで、涙を流しながら、飯を食べさせていたのだもの。
 
 
芝居とはいえ、その惨劇を楽しみに思うというのは、猟奇異常性が認められるものなのかな。