静嘉堂文庫竣工100年 ・ 特別展

画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎

「地獄極楽めぐり図」からリアル武四郎涅槃図まで

 

 

松浦武四郎って誰じゃ?

暁斎先生は「いやみ老人」と感じたようだ。

金持ちのご隠居ってだけではあるまい。

 

 

 

この人は江戸期には蝦夷地の探検家で、後にはアイヌの研究や擁護にも努めた。

本も書いた。

で、古物蒐集もやって、そのコレクションに囲まれた自身の涅槃の図を先生に依頼した。

ご隠居の悪趣味のような依頼だが、先生のユーモアと画力で美術品として誕生した。

 

 

 

んで、この涅槃図に出演したコレクションたちがコレ(多分)。

 

 

 

この静嘉堂文庫には武四郎翁のコレクションが多数収蔵されているそう。

 

 

初めて来たミュージアムだけど、とても雰囲気が良くて気に入った。

本展ではギャラリー2、3とロビーが撮影OKだった。

 

せっかくなので、暁斎先生の作品をいくつか収めることにした。

 

 

 

 

 

 

先生の作品以外にも意外なお宝が。

この真ん中の字は、勝海舟が揮毫したもの。

 

 

 

この中央の太字は山岡鉄舟。

 

 

 

撮影不可の展示室には、かなり前にテレ東がごたつかせた「曜変天目」の”本物”があった。

汐留の口直しとしては、かなり良い豪華。