太田記念美術館へ。

5月から展示物が総入れ替え。

 

芳年先生の作品は定期的に見ないとね。

 

 

 

個人的には遊女モノが良かった。

色気があってどこか切ない。

古今変わらぬ情景だ。

 

 

芝居に関すれば、やはり牛若丸だろう。

華麗な身のこなし。

宙に踊る薄衣と、空を切る扇がかっこいい。

 

(この投稿は7年前のもの)

 

 

パッと投げつけて決戦開始。

それと同時に飛び上がったのだろう。

何とも鮮やかで力強い。

 

 

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私は最近また、漫画の虫。

空いた時間は全て費やしている。

 

そして、漫画の基本形は手塚治虫とこの月岡芳年ではないかと思えてくる。

 

芳年作品は人物のスタイルが良い。

 

そんでもって構図が見事。

哀愁、気迫、鮮烈。

 

漫画に必要な要素が全て整っている。

 

 

(太田記念美術館ホームページより) 

 

 

また弟子たちの作品展示もある。

互いに似て非なる作風。
 

 

(太田記念美術館ホームページより)

 

 

水野年方は芳年の弟子になるけど、先生の素行が悪く、一度、連れ戻された。

その後、再入門したって。

先生、何ヤッたの?

 

 

 

凝視    凝視    凝視    凝視    凝視  

 

 

この年方先生の”三十六佳撰”ってシリーズが展示されている。

これはある時代の人々が何かやってるってやつで、、、、

ってこんなんで分かる訳ないね。

 

 

ひさぎ女 文安頃婦人 明治25年(1892)印刷・出版
夕陽 慶安頃婦人 明治25年(1892)印刷・出版
菖蒲 延宝頃婦人 明治26年(1893)9月1日印刷・9月5日発行
観瀑 貞享頃婦人 明治26年(1893)9月2日印刷・9月6日発行
虫の音 寛延頃婦人 明治25年(1892)印刷・出版
茶の湯 宝永頃婦人 明治26年(1893)11月印刷・発行
くつわや 明和頃婦人

 

 

ひさぎ女ってのは、文安期の女性がタケノコ運んでいるの。

虫の音ってのは、寛延期の女性が外で虫の音を聴いているの。

 

ただ、何を以てその時代であるのか判別できない。

だって、タケノコ運ぶのも、虫の音を聴くのも、いつの時代であろうが構わない。

 

それなのに、何故わざわざ時代分けしたのか?

で、見る方は何を以て、その時代を判別すればいいのか。

 

結局、人物のファッションで見分ける位しか術がない。

で、私は日本のファッション史が分からないので、結局、その時代のことが分からない。

どの時代にどんなのが流行ったのか知らない。

 

 

室町期と江戸期での違いは何となく分かる。

江戸の前後期も何となく違うのだろう。

 

でも、土地やシチュエーションで変わるのかもしれない。

 

何が何だか分からない。
でも分からなくても楽しめる。
 
 

また、芳年先生の絵には和歌にちなんだものがある。

が、和歌が分からない。

英訳があるので、それを見て想像する始末。

で、英語もわからないので途中でDeepL参照したりして。

遠回りして理解しないとならない。

 

そう、今日はかなり勉強したぞ!

”田んぼ”は、Rice paddy だって。

 

勉強になりましたね。