草間彌生展の後、早稲田大学へ。

 

初めて構内に入った。

時計回りも分からない輩には縁の無い場所だ。

 

 

 

衣装展とあるが、実際は、雑誌、ポスター、映像など。

越路さんに纏わる情報を簡潔にまとめてある展示会だった。

 

また彼女の三回忌に向けた岩谷時子氏の文章にはグッときた。

すぐ近くの映像では「愛の讃歌」が流れていて、泣きそうになった。

 

 

衣装はいずれもゴージャスだが、温かみも感じられる。

イブ・サンローランのものが結構あった。

 

 

 

宝塚時代の写真も多数あった。

ほかに、緑波、エノケン、森繁、平幹二朗と共演した際の資料。

 

宇野重吉、浅利慶太と組んだ際は、涙を流して努めた。

すでに大ベテランであったのに。

 

歌手としてのイメージが強かったが、今回、舞台俳優としての一面を理解した。

やっと越路さんという方の全体像が大凡に掴めた気がする。

 

 

この理解を元に、歌舞伎座での坂東玉三郎&春風亭小朝公演を拝見したい。

 

 

ちなみに、展示室内は撮影不可。

室外に撮影スペースあり。