どんな展示がなされているのか?

全く確認せずに出かけた。

 

 

B1F 展示室 

没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる

 

今回のベスト。

・1936年の沖縄

・明治由来の芸術家たち

・戦後の日本風景(主に関東)

・欧州風景

・中国風景

・秋田風景

 

 

<戦前の沖縄>

見たことない景色。

いくら日本政府支配下とはいえ、本土と言葉が違うのは当然。

今でこそ、“標準語/方言“と分別できるが、当時は琉球国の地続き。

更には、そんな世界が激戦地になるなんて。

 

 

<明治以来の芸術家>

これは圧巻だった。

作家、画家、俳優。

老年の泉鏡花も見ることができる。

 

歌舞伎もあった。

六代目。

・自分の押隈眺めている。

・弁天小僧で屋根上の立ち回り。

・鳥羽絵(私見たこと無い)って舞踊。

坂田藤十郎の扇雀時代(お父つぁんと共演)。

 

 

<中国>

 

木村氏は中国に行くたびに、若者たちの笑顔が増えていることに気づいたそう。

その文の中にあった“開けっぴろげな笑顔“という表現が良かった。

 
東京駅で観た安井仲治にも感じたことだが、優れたカメラマンは文章も素晴らしい。

 

 

二周してから退室した。

ここの展示は本当に素晴らしい!!

 

 

2F 展示室

記憶:リメンブランス

ここの展示テーマは全く頭に入ってこなかった。

興味もわかない。

はじめに篠山紀信の作品が展示されており、これと映像以外は撮影OKだったかな。

全体的に、可もなく不可もなく って感じ。

 

 

 

 

 

 

年寄りのこんな風景を見ると、恐怖しか感じない。

感動など微塵もなく、”老い”への恐怖。

 

 

 

この階のベストは、グエン・チン・ティって人の映像だった。

チャム族を追ったもの?

含蓄あるナレーションと切なさが醸し出される映像。

 

ベトナム映像作品って、以前、森アーツセンターギャラリーでも体験した。

とても面白い。

深みある作風なのに、サラッと表現する。

 

 

3F

TOPコレクション 時間旅行

 

ここも映像と一部を除いて撮影OK。

テーマはイマイチ。

どうでもいい。

面白い作品は多数。

 

 

このイラスト。

当時(開通前)は、斬新なデザイン(アイデア)だったのかも。

が、今となっては、残酷な事実でしかない。

 

 

 

チューインガムから人生の快楽が導かれるとは。

当時の人は考えることが壮大だ。

 

 

 

育毛、性病、体臭除去。。。

人間の悩みは、古今、変わるわけがない と思い知らされる。

 

 

 

これとかシチュエーションが全く掴めない。

和装の婦人がヤギと戯れている。

ただそれだけ、、でいいのだろう。

考えるな!

世の中、大概のことは、気にしなくていいってことだ。

 

 

 

いつ見てもいい写真。

この美術館の表にドーンとあるのが良い。

 

 

マリリン。

カワイイ。

もし生きていれば98歳だって。

そんな計算いらないか。

 

 

 

ひたすら見て、結局、何の展示だったのか、全く分からない。

この美術館あるある(私だけかな)。

 

でも、毎回楽しいから何の問題もない。