Eテレの『古典芸能への招待』を見た。
今年六月の博多座公演の映像だ。
一度、関西の役者だけ(それ以外は一切なし)で、上方芝居を見てみたい。
関西圏内でも地域によって言葉づかいや雰囲気も変わるもの。
ましてや圏外の役者がエセ関西弁使うのは、、、
しょうがないけど、なんか寂しい。
では東京圏の役者が、江戸っ子口調がいけるかって云うとそれも難しいか。
話が逸れた。
片岡愛之助と中村鴈治郎の関西ノリは、やはり心地いい。
成駒屋は、尾上右近の自主公演にも参加していたが、既に下地があったのね。
本当に良かった。
また、一寸徳兵衛に菊之助ってのが洒落れてる。
中村雀右衛門のお辰も迫力がある。
ケンケンが団七と二役やったのは、相当なことだと改めて思った。
クライマックスは泥まみれでの親殺し。
こんな憎いやつ、やってしまえと毎回思う。
どの場面でも、松嶋屋の顔が抜群にいい。
泥と血、罪にまみれた主人公。
それが美しいのだから感動する。