若獅子結成35周年記念公演
 「 国 定 忠 治 」
―赤城天神山より土蔵大捕物まで―

 

 

 

西新井からチャリで人形町まで移動した。

 

 

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数年前に見た時、笠原章丈の眼にも止まらなぬ剣撃に度肝を抜かれた。

 

当時のゲスト。

伊吹吾郎(忠治:山形屋藤蔵)、市川猿之助(月形半平太:染八)、瀬戸摩純(月形半平太:梅松)。

 

今回、林与一丈がゲストとあって楽しみだった。

 

勿論、あの時の剣技も再び見たかった。

そして、それはやはり素晴らしいものだった。

神速、電光石火とも言うべき殺陣。

 

笠原さんも与一さんも骨太で渋い、そしてハツラツとした舞台だった。

とにかく凄い。

 

見に行って本当に良かった。

 

途中の地震も大した揺れではなく、芝居に差し障りが無くてよかった。

むしろ揺れながら芝居を観る体験に興奮を覚えた位だ。

 

 

終演後にカーテンコール。

笠原さんがセットアップする間、与一さんがトークでつなぐ。

そのお話の楽しいこと。

 

 

新派同様、後継の不在が不安視される。

色んな所から若き「血」を取り入れて継承されることを望む。