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2年半前に組織検体(自己腫瘍)は阪大に送っていた事もあり、
民間クリニックの活性化自己リンパ球療法を選択したのですが…、

「果たしてT細胞とは本当に存在するのか?」

という疑問が、実は少なからずありました。
(まったく我ながら疑り深い性格です^^;)


しかし…他に治療の選択が無い以上、それに賭けてみる事にしました。


主人の血液を採取、2週間かけて白血球を増やし再び体内に戻す、を今現在まで。
ちなみに今月は600万の白血球を60億まで増やして戻しました。

樹状細胞療法やペプチドワクチンと違い、
検体が無いため抗原提示の司令塔が存在しない、無差別攻撃療法です。

<抗原ペプチドを目印とするのではなく、極めて強いストレスのかかった異常細胞の表面に出ているMICA/Bと称される、分子などを標的として攻撃をしかけます(瀬田パンフより抜粋)>




で…結果的にはですが…

T細胞が(いると信じて)神経膠腫anaplastic astrocytomaを攻撃してくれ、
MRI画像上から不吉な影は消滅してくれました…;



分子標的薬テモダールが副作用として骨髄抑制を起こすのは、
つまりは【増殖する細胞を狙って破壊】、
同時に、体内で常に増えている白血球までも殺傷してしまうからですよね。
テモダールの効果リンク:http://www.1ginzaclinic.com/drugs/temodar/temodar.html


素人考えのイメージ的には…


傷ついた脳関門の隙間から入り込んだテモダールが、
神経膠腫を新生血管ごと(白血球もろとも;)破壊する。

白血球がダウンした患者は当然骨髄抑制を起こしてしまいます。
が、その後、人工的に増やしたリンパ球を体内に戻す。


<リンパ球に抗CD3抗体IL-2などの薬剤を加え、増殖・活性化(瀬田パンフより抜粋)>…なんのこっちゃ(;・∀・)
<活性化されたCD8陽性T細胞が、がん細胞を攻撃します。その一方でCD4陽性T細胞(ヘルパーT細胞)が免疫細胞を活性化(瀬田パンフより抜粋)>
…さらになんのこっちゃー(;・∀・)



えっと、T細胞…、

彼ら(T細胞)もまた、無制限に増殖する細胞を仕留めるという性質を持っていますが、

白血球と共に培養された彼らT細胞はテモダールとは違い、仲間(血中好球)を攻撃する事なく、

テモダールが殺傷し損ねたグリオーマめがけて仕留めてくれる。




白血球がチャージされた脳腫瘍患者は体力が回復、日常生活が可能となる…。

攻撃目標と性質が一致しているので、ゆえに免疫細胞療法はテモダールとの相性が良い。




な、の、かなー…?(;・∀・)




ど、どなたか…詳しく知っておられる方、教えてくださいKWSK!



それではまた。

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