父方の曾祖父の話をしてみます…。



まだ日本が太平洋戦争に突入する前、
曾祖父は曾祖母と恋におち、四国から九州に駆け落ちをしました。

昭和初期とはいえ、まだ親の決めた相手と従順に添い遂げる時代に、手に手をとっての逃避行。

(まあ顔も知らない相手と初夜を決行する昔の女性も、それはそれで、かなり度胸がありますよね)

なかなかやるじゃないですか、うん。





曾祖父は商売の才覚があったようで、一代で財を成します。

子宝にも恵まれ、商売も繁盛し、地域ではちょっとした顔役でした。

競馬の馬主にもなったりと、かなり羽振りが良かったらしい…。





で、

最愛の人と仕事(金)を掴んだ男が次にとった行動は?

ははは…愛人です^^;

記憶の深淵VS脳腫瘍・脳幹グリオーマ-女

妾を囲ったんですよ。はい。

しかも本宅と目と鼻の先に愛人宅を建ててね。

なんでまあ、妻一人で満足しないかね?…駆け落ちするほど惚れてたんでしょうがっ!





曾祖母も大した気丈夫で、

「そろそろ夕飯の時間だからお父さんを呼んできておくれよ。」と、


息子(祖父)を妾宅に呼びに行かせていたのだから、…なんというか。
正妻としての意地と自信もあったのでしょうか。

朝昼晩の食事は本宅で家族と過ごし、
それ以外の時間を愛人と濃密甘美に戯れて過ごす…。


あー、それはそれは…、太陽が黄色く見えたことでしょうよ。



でもね、

結局は放蕩の限りを尽くした者の末路は例外なく、晩年は落ちぶれ、
曾祖母に看とられて【死】を迎えました。



男として豪勢に生きて遊びつくして放蕩しても、最後は人間必ず死ぬんですよね…。


一族を見渡しても、遊び人はひとりもおらず(も、モチロン私も含めて、ですよ^^;)
皆真面目な人間ばかりで、この曾祖父が突然変異の男だったのでしょうか。


ただ、この曾祖父のコト、私は結構好きだったりします。


旦那にするのはイヤですがね^^








それではお休みなさいませ。