火傷には羊の糞とガチョウの油が効きます!? | Numeblog

火傷には羊の糞とガチョウの油が効きます!?

火傷には羊の糞とガチョウの油が効きます!?

http://www.excite.co.jp/News/odd/00081109840100.html

[ロンドン 2日 ロイター] 子犬を2匹捕まえてきて、クビを刎ね、血を集めなさい……これ、ヴードゥー教の儀式じゃありません。17世紀の書物に記されている、中流階級の吹き出物治療法だ。

奇妙な健康と美容のレシピは長い間、使われてきたが、このたび、英国の大邸宅で発見された2冊の手書きの書物が、オークションにかけられることになった。同書には、日常の病気に関する実に奇妙な治療法が記されている。

写本専門家のルーク・バターラム氏によると、イラストがふんだんに使用され、詳細な記述がなされているこの約300年前の料理法・医療のレシピ本は、火傷の治療法からそばかすの消し方まで、ほぼあらゆることに関する助言が掲載されている。

同氏はロイターに「この書物は、17世紀後半の人々が関心を持っていた対象への極めて直接的な考察です」とコメント。「人々は美容に関して長い道のりを歩んできたように思えます」

患者から醜い吹き出物を取り除くためのレシピには「目が見える前の子犬を2匹、クビを刎ね、逆さに吊るして血を集め、それを白ワインと混ぜなさい」と書かれている。

やけど治療のレシピには、羊の糞と新鮮なガチョウの油脂を混ぜ合わせたものが効くとあり、そばかすを消すには4日間放置したレモンの果汁を顔にこすり付ければ間違いない、と書かれている。

この2冊の書物は3月15日にロンドンのボナムズでオークションにかけられ、2000ポンド(約40万円)以上で落札されると見られている。



美容や健康に対する人間の意識の高さ、興味深さは、今も昔も変わらないのかもしれませんね。いや、科学や医学が現代ほど発達していなかった当時、ちょっとした病気や怪我でも死に至る可能性が高かったということを考えると、むしろ当時の方がその意識や探究心は高かったのかもしれません。

それにしてもなんの根拠があってそんなことしたのか知りませんが、はじめて羊の糞を火傷の治療に使った人にはつくづく頭が下がります。どれだけチャレンジャーなのでしょう。一歩間違えればただの馬鹿です。しかしながら何をするにしても新しいことをはじめる際、はじめの一歩を踏み出すことはたいへん重要なことですし、勇気のいることです。もし僕が当時のイギリス国王だったならば、間違いなくその羊のウンコを患部に塗布した勇者に、ナイトの称号を与えていたことでしょう。美容はもとより、今ある文明や文化はそのような無謀とも言うべき挑戦の積み重ねによって成り立っているのだと、改めて認識させられます。

そういえば最近僕は旅をしているのですが、実は旅先でこの手の書物をよく目にすることがあります。ちょうど昨日も読む機会があったので、それをここでちょっとご紹介いたします。

「旅の間は少しでも荷物を減らしたい。そこで私は愛用のかぶとをナベ代わりに使っている。ある時 おいしいミルクを温めているとたまたまうしのふんをかぶとの中に落としてしまうことがあった。すると どうだろう?ナベ代わりのかぶとからうしのツノが生えてくるではないか!おかげで安定が悪くなってしまいナベとしては使いづらいことこの上ない。ミルクも飲めなくなってしまったしまったくふんだりけったりとはこのことだ!」

と書いてありました。
たいへん興味深かったので、そこに書かれていた通り、うしのふんとおいしいミルクとかぶとを実際混ぜ混ぜしてみましたところ、猛牛のようにツノをつきだしたヘルメット「猛牛ヘルム」なるものができました。ちなみに守備力42です。

bata