#12 死
俺にとって[死]は、恐怖の対象ではなく、興味の対象にすぎなかった。
あの忌まわしき事件が起こるまでは…。
ある日、俺達の前に一人の漢が立ちはだかった。
それまで俺達は連戦連勝、負けるなんて考えた事もない。
しかし、初めて出会った強敵の前に、仲間は次々と倒れていった…。
…気付くと目の前には一人の神父。
傍らには仲間の亡骸が横たわっている。
…死…んだ…?
そうだ、あの時…。
俺は薄れゆく意識の中、倒れ逝く仲間に向かって叫んでいた。
例えその声が届かなくても、何度も何度も…。
『ザオラル、ザオラルッ!…』