#2 忌み子
1980.5.17 3:49 Kyoto City
晴れ時々ブタ
とある病院の一室で俺は産声をあげた。
俺は、母の腹の中にいる頃からやれば出来る子だった。
殺れば出来る子‥‥。
俺にとって人間を殺す事など容易いこと。
生まれて初めて見る人間を呪い殺すことにした。
俺は外の世界に顔を出すや否や、呪いの言葉を綴る。
『怨ギャーッ!!』
大人達は死ぬどころか高らかに笑った。
失敗だ…。
生まれて初めての挫折…。
どうやら呪文を間違えてしまったようだ。
『恩義ゃー!!』
感謝しちゃったよ‥‥クソッ。