日本の鉄道で、ちゃんとした環状線があるのは、東京の山手線、大阪の環状線、富山地方鉄道、そして今回のブログネタ名古屋地下鉄です。
ＪＲの山手線、大阪環状線は内回り、外回りで方向を区別していますが、名古屋市営地下鉄の名城線は右回り、左回りで区別しています。この呼び方は現在全国でココだけですが、乗客にとっては分かりやすい表現ですよね。山手線の外回りって英語で言われたら、外国人は地図を見て武蔵野線のことだと勘違いしそうですし。
そんな訳で、「clockwise（右回り）」と表示されている名城線車両側面の表示板をば。
これは名城線大曽根駅の駅名表示板です。何故か名古屋市営地下鉄の駅の中でこの駅だけ、フォントが妙にごっつかったので珍しいかなと・・・。意味合いは謎のままでございます。
この車両は名古屋地下鉄開業時から走っていた100形です。現在は赤池駅付近にあるレトロ電車館で保存されています。車体下部の走行装置を保護するためのカバーがついた珍しい「ボディマウント方式」の車体です。走行装置を保護するのは、保守作業の時いちいち外す作業が必要になりますし、走行装置が損傷する要因が少ない地下鉄ですから、あんまり意味は無いとも思うのですが、当時名古屋市営地下鉄区間で唯一の地上区間があったからなのかも知れません。これも謎のままでございます。
