2018年6月の福島・畠農園援農&横山亭民泊交流会をもって「好きです東北」を発展的解消、新たな世話人2組に引き継がれて、岩手県宮古市重茂行きを「好きです重茂」に、福島県相馬郡新地町行きを「好きです新地」としてスタートを切りました。

山中さん橋本さん内野さんのナイスミドル3人組が共同世話人として運営・取りまとめをしてくれました。

今回の参加者は、仙台集合レンタカー組が6人(山中さん・橋本さん・金内さん(以上、生活クラブ埼玉組合員)、前田さん(生活クラブ東京)、松本さん(ATJ)、高橋(生活クラブ連合会)、自家用車組が2人(内野さん、尾崎さん(おじさんず))。計8人が参加しました。

【畠農園】
今年の畠農園はというと……。


今年はりんごの出来は上々、豊作と言える状況で、「好きです新地」組の作業は文字通りの「玉落とし」(最後に残った実をとり、木への負担を軽減する)となりました。



なんのかの言っても、われわれはリピーターなので、8人で作業をすると、みるみるうちに収穫が進んでいきます。気持ち良いくらいです。

それを畠農園のおとうさん(利男さん)や収穫アルバイトのお姐様がたが、サクサクと第一次の選別をしていきます。

取ってみて「あ、ちょっとぶつけた痕がある」や「明らかに青い(熟していない)」ははじくようにはしていますが、それでも収穫したカゴを持って行くと、時々「これ、だめ」とばかりアンダースローではじかれるものがあり、みな戦々恐々としています。





日頃の運動不足もあり筋肉痛なども出てきますが、一心にりんごを取り続けるのは、精神的にはものすごくリラックスできます。ふとまわりを見渡すと、皆も同じように頑張っている、っていうのがまた良いんですね。ひっついているわけではないけれど、仲間と一緒に力合わせて作業をしている……それだけで満たされるものがあります。

そして、10時、お昼、15時にはきちんとお茶や食事の時間を取ります。ハウス内でのお茶はまさに団らんのひと時です。

それにしても畠農園のりんごは味が濃い。サンふじは驚くほど蜜がはいり、完熟状態で木に残っていたジョナゴールドはジューシーかつパリッとした食感の上、甘さと酸味のバランスが素晴らしかったです。


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もともと福島市飯坂の果樹農家の次男だった利男さんが、福島県新地町の鹿狼山の山麓に畠農園を拓いてから三十余年。「ようやく畑の土になってきた」という圃場と、部分的に更新が必要な時期になってきているりんごの木もあり、色々と節目もあるようです。
農家の高齢化が叫ばれて久しい昨今は、農作業の負担軽減のために木を低くつくる「矮化」などの対応が一般的には進んでいますが、利成さんという後継者がいる畠農園では、導入する予定は今のところないようで。
イノシシが夜な夜な跋扈することも関係しているかも。矮化するとイノシシの口にも届きやすくなってしまいますものね。
圃場にはイノシシ用の罠が仕掛けられています。早速一頭かかっていて、数人で見に行くと、生命の危機を感じたのか、オリの中でめちゃくちゃに暴れ回っていました。血だらけで写真を撮るのもはばかられる有様でしたが野生動物はあまり痛みを感じないようにできている様子。人間のように擦りむいた、切ったで痛がっていては生きては行けない厳しい世界なのでしょう。
まさに猪突猛進。迫力がありました。

昔はイノシシの害がなくてよかったのかなと思いきや、今より気温が低かった関係で北からの渡り鳥の到来が早く、収穫時期の鳥害がひどかったのだとか。

状況の変化と共に直面する課題も変わってくるんですね。


…でも、畠農園にとって最大の苦難の時は7年前の福島第一原発事故でした。福島県の特別栽培農産物基準(果樹では結構難しい)で丹精込めて育てていた圃場を手放さなければならないかもしれないと考えた時、事故当年、収穫した果実から12ベクレル(国の基準では100ベクレルまではOKとされているので全く問題ないとされるレベルではありましたが)放射線量が計測された時、圃場の除染をし、放射線量を測定しながら栽培を続けることを選んだ時……都度、ものすごく苦悩があったはずなのです。

そして今、検出限界値以下の状態になって久しいですが畠さん一家はキチンと放射能検査を行い、その結果をりんごの箱に入れて送っています。それが誠意ある生産者のつとめだと考えているからです。


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【横山邸交流会】

横山みよしさん隆さんのご夫婦、小野さんご夫婦など、いつも駆けつけて下さる皆さんが待ち構えていてくれました。

心づくしのお料理をたくさんいただいた後にお待ちかねのサプライズタイム!

今回からは新代表の山中さん橋本さん内野さんがこんなステキな出し物を準備!


まず、横山隆さんのケーキカット。


初心者マークをつけた新代表3人(左から橋本さん、内野さん、山中さん)が、小野重美さん(通称 組合長)のケーキカットを見守ります。


横山みよしさん隆さんご夫妻に、長年、われわれ押しかけ組(「好きです東北」「好きです新地」)を快く受けていただいていることの感謝を込めて、表彰!


このご夫婦は、本当に仲がいい。今もなお、熱々・ラブラブなのです。
正義感が強くアクティブで、お茶目なみよしさん、情に厚く、地域のこと、皆のことを考えて自治会長や檀家代表などを兼任、常に公共の眼差しを持っている名士の隆さん。震災の津波で家を流されて大変だったり、苦難の時もあったはずなのですが、とても素敵な齢の重ね方をしていらっしゃるのがわかります。

不肖・高橋も、「嗜酒褒賞」を頂きました。
「あなたは長きにわたり「好きです東北」ツアーを牽引し、多くの人を新地へいざないました。その功績をたたえここに賞します。平成三十年十二月十五日」

ありがたいです。ワインも美味しく頂きました。

みよしさんと一緒にパチリ


みよしさん宅の鉢植え。彼女は俗に言う「緑の手」の持ち主で、その手にかかると皆、生き生き、伸び伸びと育つのです。

今回も、皆さん温かく迎えて下さりありがとうございます。次は初夏、りんごの摘果の時期にお世話になります。