Ajaxがおもしろい!!正確にはAjaxで作られるサービスがおもしろい!!


最近よく聞くAjax。代表的なとこだとGoogleMap で使われてるやつですね。

実際のところAjaxっていう言語なりツールなりがあるわけではなくて、

JavaScriptやらXhtmlやらCSSやらサーバサイドの技術やらの昔ながらの技術の組みあわせて、

ブラウザ上でFlashのような専用のプラグインを必要とせずに、Flashのようなインタラクティブ性を、

というものです。


で、これがどうやらWebサービスとの相性がすこぶる良かったようで

Ajaxでパーツを作ってWebサービスとして外部へ公開ってのが近年のブームなようです。


そんなブームの中で、おもしろい!!と思ったのが今日@itで紹介されていた2つのサイト。



一つ目は「地図日記 」。

GoogleMapのApiを利用してるサービスですが、blogと地図を結びつけよう、というもの。

日本地図上の地域と自分のblogを関連づけることができます。

これによって、自分のご近所さんのblogが視覚的にすぐわかって読めるわけです。

他にも、例えば東京タワーについて書かれたblogを読みたいとき(そんな時があるのかは置いといて・・・)

今までなら検索サイトで「東京タワー blog」って感じで検索してたわけですが、

これだと地図をツツっとドラッグして東京タワーの位置まで動かして、

そこに登録してあるblogを読めばいいわけです♪

まぁ、そこにどんな意義があるのかはともかくとして、これはおもしろい!!



続いて二つ目は「Qooqle 」。

こいつは、なんとYahoo!!とAmazonの検索API、Googleサジェスト のAPI、はてなブックマークのAPIを

組み合わせて作られたサービス。

何ができるかってと、例えば「東京タワー」って検索するとして、検索欄に「東」って一字打つと、

Googleサジェストの機能により、「東」が先頭の検索候補がずらっと並びます。

そして、そこから東京タワーを選ぶと・・・

Amazonで取り扱われてる東京タワー関連の書籍一覧が表示され、

同時にYahoo!!で検索された結果がはてなブックマークのブックマーク数によって

強調表示されながら表示されます!!

こんだけ無意味に組み合わせたのがおもしろい!!


2つともぜひぜひ試してみてほしいサービスです!!

でもこういうのって結局使わなくなるんですけどね・・・。


ってことでまだまだおもしろいのが出てくることに期待!!


というところで、3つ目も終わり。

上司が最近よく言ってくること。

「googleはすごい。これからはソフトを売るんじゃなくて広告だよ!」


その意見には賛成です。確かにgoogleはスゴイし、従来のソフトウェア販売型のビジネスは

広告収入型ソフトウェアの影響をもろに受けて将来的には売上が激減してしまいそう。


googleがまず凄いのは技術力。検索エンジン開発のために集まった超優秀な技術者たち。

そしてそんな技術者達に自由に研究開発させる方針。と、そこから生まれる斬新なサービス。

それからソフトの売上に頼らず、広告収入で売上を得るというビジネスモデル。

素直にすごい。


日本にもgoogleに続けと・・・考えてるかどうかは知らないけれど、技術と発想を持った

ベンチャーIT企業が増えてきているし、無料でいいサービスを利用できるなんて、

ユーザからしたら確かに魅力的です。


で、次に続く上司の言葉は

「なんでNECや富士通はそれができないんだろうね。不思議だと思わない?

いつまでもパソコンだサーバだって儲からないもんやっててもしょうがないじゃない。」


さて。これはどうでしょう。

いっつも「うーーん。。そうですねー。」って相槌うってるけど、ちょっと考えてみた。


・なぜ大IT企業にgoogleのマネができないか?

浮かんだ理由は「googleは少数精鋭」であること。

googleの社員数4000人ほどに対して大IT企業はたしか全世界で20万人ほど。

おそらくネット広告業ではトップクラスのgoogleの売上高でも¥1500億ほどだったから

これだけでは20万人を養っていけないなと。

まあ全員で広告業やる必要なんてないわけで、一部の社員で参入すればいいのかも。

と思ったところで二つ目の理由。


「モノを作ってるメーカーだから」

広告業をするなら、商品としてモノを作っていない企業のほうがしがらみが少なくてやりやすいんでしょう。


IT企業と一口に言っても、ベンダーにはベンダーの使命なり柵なりがあるので、

そうそう物事は簡単には進められないし、進めてもらっちゃ困るというのが自分なりの結論です。


でもまぁ、広告業ということにこだわらなければ、方針を大きく変換して大成功してる大企業もある。

たとえばアメリカのGE。もともとは日立のような総合電気メーカーだったのが、

選択と集中を繰り返し事業領域をしぼり、その後効果的なM&Aを行い、

現在は事業の半分を金融業が占めるという状態。

しかし、時価総額でトヨタの3倍、一年間で三菱商事の年間純利益分成長し続けているという

とんでもないお化け企業に。

これはまぁ、米企業流のドライさがあればこそで、日本企業がやろうとしても反発がすごいことに

なりそうですが。


というところで、2つめ終わり。

最近、同僚や後輩の間でweb2.0関連研究が盛り上がりを見せている。

FOAF(Frined of a Friend)とかrssとか。



で、自分の仕事の合間にrssを使った新規サービスについてのアイデアを練ってて思ったこと。


rssを利用したサービスが次から次へと登場していて、なかなかの勢いがある。

その内容も、もちろん千差万別で様々だけど、これまでできなかったことや、便利なものも中には

数多くある。


で、思ったこと。なぜrssがこんなに流行っているのか?

rssって要は書式を規格で定められたxml形式のファイル。

今までいまいちはじけきれてなかったxmlがrssという一つの標準を得て、一気に弾けた!!って感じでしょうか。

もちろんxmlの表現力・適応力ってのが高かったってのが前提としてあるわけですが。


何かの標準が決まると色んなところで新しいアイデアが生まれ、それによってさらに標準が絶対のものになっていく様ってのはこんな感じなのでしょう。



ちなみにrssを使ったblog以外のサービスってこんなのがありました。

・広告 ・空き部屋情報配信 ・音声配信 ・写真共有

他にも色々と。


rssと他のweb2.0的なもの(すごく抽象的な表現ですが・・)が絡まりあって、

これからたくさん面白いサービスが出てくるのが、すごく楽しみです。



というところで、初めてのblog記事終了です。