ひでまる印:私的「新生・東京パフォーマンスドール論」 -4ページ目

ひでまる印:私的「新生・東京パフォーマンスドール論」

2013年6月19日、17年の時を越えて伝説のアイドルユニットが平均年齢15歳という全く新しいメンバーで復活。
「論」などと大上段に振りかぶったが、そのメンバーや活動を思うがままに追っていきたい。

 3月24日(月)、シブゲキに衝撃が走りました。
 ニューバージョン公演の初日、舞台挨拶に立った菜七cから衝撃の発表があったのです。ダンサミの最後、「DREAMIN'」が終了、TPDコールのあとアンコールとなり「WEEKEND PARADISE」でエンディングとなるのが常でしたが、昨日は違いました。


「WE ARE TPD」が流れ最初に「TPD DASH!!」が登場。ダンサミの中の「おちゃめなジュリエット」でも元気なパフォーマンスを見せてくれました。ちょっと脱線しますが、その中でも特筆すべきはキッド咲麗花ちゃんですね。動きがすごい! 改めてポテンシャルの高さを感じた次第です。

 そして「WEEKEND PARADISE」だと思い会場中がスタンディングすると聞きなれないイントロが。そして始まったのが4/5(土)夕方5時30分放送スタートする、 読売テレビ・日本テレビ系全国ネット TVアニメ「金田一少年の事件簿R」オープニングテーマ、「Brand New Story(正式に英語表記かどうか、このブログ記載段階では不明)」でした。
 アップテンポな曲で「金田一~」のオープニングにふさわしい楽曲だと思いましたが、「DREAMIN'」への思いが強いだけにCDデビューがそれじゃなかったのがちょっと残念でした。

3/25、ツイッター上で確認できた新曲のジャケット


【以後、ネタバレ注意】
 さて、ニューバージョンですが、一番最初の「ダイヤモンドは傷つかない」から「おっ?!」と思わせる違いがありました。それは彼女たちの表情です。アンコール公演の時には感じませんでしたが、彼女たちの表情がいい。そして、オープニングの芝居に入っていくわけですが、ここにも大きな違いがありました。セリフも若干変更されているのですが、それ以上に「セリフ回し」が違うんです。

 これまでは台本に書かれたセリフを一言一句違わずに話すという「技術」を強く感じたのに対して、このニューバージョンでは、台詞回しが自然で「彼女たち自身の言葉」としてこちらの胸に入ってきました。

 とくに緩急の使い分けが見事でした。
 一例を挙げれば、これまでの公演では、怒るところや諍うシーンでは声を荒げて感情を表現していたのに対し、この公演では、あえて小声で抑え気味に演技することにより、内面にある深い感情をうまく表現出来ていたと思いました。

 デビュー公演とアンコール公演を含めてエピ1は3回目のお披露目ですが、過去2回、菜七cと晏夕cが喧嘩をしバラバラになるシーンに違和感を覚えてきました。それ故、仲直りするシーンも納得がいきませんでしたが、その部分のストレスはかなり改善されました。
 想像した通り、10人バージョンから9人バージョンに演出が変わって、2人組5チームに分かれての探索…という図式が崩れます。ニューバージョンでは、晏夕cは自分があぶれることを想像して一人で探索に向かおうとする。それに菜七cが気を使って…という設定を入れています。彼女のワンマンプレーが「リーダーに対する反発から生じる」という書き込みが早くから行われ、その線でそのあとの演出が進んでいくため、仲違いのシーンも大きな違和感は覚えませんでした。
 また、仲直りのシーンも、過剰な演出を避け劇中歌「Lost without you」に語らせてしまおうという形もよかったと思いました(^^) もちろん晏夕cの涙が大きな効果を産んでいたことは間違いありません。まだ、ヒールの印象が強いものの、あの年代特有の不安定な心情が理解できるレベルで表現されていたと感じました。

 ちなみに、沙南役がいなくなったことにより、二葉cは組む相手がいなくなり、うさきcとらこc組に合流。うさきcを「隊長」とするコミカルな演出に変わっていました。
 コミカルといえば、メンバーそれぞれのキャラに根ざしたアクションで笑いを取るシーンが増えました。
 うさきcのツンツン、菜七c、いさきc、星来cのオーバーアクション、らこc、あかりc、二葉cの天然ボケ……。 あり? かほcと晏夕cちゃんが笑いを取るシーンあったかなぁ? ん~、見逃したのかも?? うさきcといさきcの「WEEKEND PARADISE」終盤のジャンプは見逃さなったんですがねぇ(^_^ メ)
 ともあれ、この辺は「号泣教室」で古田新太氏に鍛えられてきた賜物でしょう。

 板倉チヒロ氏は、今公演でもアヤシサMAXでした。
 でも、エピ4あたりで「ゼペットは倒すべき敵ではなく、変人だがホントはいい人」ということがわかってくる訳ですので、そのあたりをどう演じ変えていくのか、に興味が出てきました(^_-)~☆

 ちなみに、本日の公演で昨年デビュー以来、劇場50公演目だそうです。
 ニューバージョン公演初日、CDデビュー決定と合わせまして、心よりお祝い申し上げます!


 ニューバージョンエピ1のセットリストは以下の通り

【セットリスト】
●演劇パート
ダイヤモンドは傷つかない(リアレンジバージョン)
Lost withoutyou
※高嶋菜七c&小林晏夕cによるデュエット

●ダンスサミットパート
1.ダイヤモンドは傷つかない(リアレンジバージョン)
2.十代に罪はない(リアレンジバージョン)
3.夢を(リアレンジバージョン)
4.ブラックライトダンス
5.おちゃめなジュリエット(リアレンジバージョン、神宮沙紀&飯田桜子&TPD DASH!!)
6.1×0 MIX
 (Lost without you (高嶋菜七&小林晏夕)→In the wonderland (上西星来&脇あかり)→Secret Garden(櫻井紗季&浜崎香帆)→Bitter Sweet Memory(神宮沙紀&飯田桜子)→The Perfect Day(橘二葉)
7.DREAMIN'
8.WE ARE TPD
9.Brand New Story(オリジナル、金田一~オープニングテーマ)
10.WEEKEND PARADISE(リアレンジバージョン)

と、盛りだくさんでした。
 特筆すべきは、「The Perfect Day」の橘二葉cでしょうか。めっちゃ可愛かったです!


 舞台以外で特筆すべきことは、「FreFlow(フリフら)」が観劇者全員に貸し出された点でしょうか。これはリストバンド型ライトでして、無線信号を受審することによって光るリストバンドなんです。サイリュームやペンライトの使用を禁止しておりますのは舞台演出上の妨げになるため。その分のストレス軽減(?)の意図があるのかは不明ですが、光り物があると客席が華やかになることは間違いありませんね。
 ただ、説明書はあったものの、スタッフによるな~んの説明もありませんで、「どう使用したらいいの?」という戸惑いが観客の中にあったことは事実です(>_<)


 今回はスマートグラス席に座りましたが、HMDよりも軽く小さくなったという点以外、特筆すべきことは見当たりませんでした(^_^ メ)
 あ、「WE ARE TPD」以降、観客が総立ちになりましたが、ひとつ前に座っていた女性は小柄な方で、立ち上がっても全く舞台が見えない状態でした。こうした観客への配慮をどうするか、は依然、課題と言えるでしょうか。

 ちなみに、「WEEKEND PARADISE」では星来cが極めて近くまで来てくれました。色白で綺麗な娘ですねぇ(^0^)
 歌は菜七cが安定してました。トーク力も抜群にUPしてますね。リーダーらしさも際立ってきたと思います。
 ダンスは全体的にレベルアップが見受けられました。以前は別格に見えた二葉c晏夕cがさほど目立たなくなってきました。
 キャラのアピールの点では、うさきc、二葉c、いさきcが出てきた感がありました。とくにうさきcはいい味出してますね。舞台に出てきただけで、存在感がありました(^^)


 さて、6/11にCDデビューが決まり、また、舞台挨拶の告知でGWにシブゲキで自主公演(何を意味するのか不明。明朝5時にオフィシャルHPで発表らしい?)があるとの発表がなされたが、「来るべき時が来てしまったか…」といった感想を持ちました。

 デビューは嬉しいのですが、デビューすれば「勝ち負け」がはっきりします。端的に申しますと「売れる」のか「売れないのか」といった白黒がつくということです。AKB48グループやEガーズル、モーニング娘など既存のアイドルグループと同じ土俵に上がって勝負することになります。もちろんデビューで爆発的なヒットを飛ばさなくてもジワジワ人気が上がってくるグループもありましょう。これまで、シブゲキという閉鎖空間で、スタッフの演出に助けられて育てられてきた、いわゆる「温室栽培」状態から、いきなり荒波に放り込まれる。彼女たちの持つパフォーマンスだけが頼りの勝負です。
 メディアに登場する機会が増える中で、どれらけ世間の人たちに既存のアイドルグループにはない魅力を伝えられるのか…そこが全てになります。

 昨年5/19のお披露目から、スタッフは着実に彼女たちを育ててきました。ニコ生での放送、「号泣教室」、そして、お練り、予約特典イベント、元旦のイベント、対バン…すべてがメジャーデビューへの緻密な布石であった訳です。
 そして、このブログでも指摘した「なぜ、エピ3~4のアンコール公演がなかったのか」も全て、「金田一~」を軸にした日程ゆえだったんですね(^^)

 もう、突き進むしかありません。そして、売れなければ…コアなファンだけに限定したシブゲキの公演では、あれだけのお金のかかった舞台をペイできない。考えたくありませんが、新生TPDは座礁してしまう可能性もあります(>_<)

 「賽は投げられた」、もう後戻りはできません。
 6/11までが、彼女たちにとって夢を夢で終わらせるか夢を掴むのかの瀬戸際になります。まさに最大の山場と言って過言ではないでしょう。
 スタッフの皆様におかれましては、どうか、ドール達を本流に押し上げるべく最大限のご努力をお願いいたします。
 我々ファンも、彼女たちの夢を実現すべくついてまいります!


 なおこれも蛇足ですが、ニューバージョン公演の本当の意味が分かりました。演出云々ではなく、これまでとは明らかに違うものを見つけました。
 それも、CDメジャーデビューのためなんですね。
 この一年間の様々な布石が、見事、有機的に絡み合って、大輪の花を咲かせることができますことを心より祈念いたしておりますm(_ _)m