昔話シリーズ、パート2。
こちらは今でもハッキリ覚えています。
ドリームキャストでPSOが人気絶頂だった頃。
私にはとても仲の良い友人がいました。
どちらからとも無く二人でつるみ、時には二人で時には大勢で一緒に冒険をし、
そして長時間チャットをしました。
ですがいつの頃からかそのパターンが変わり、
私が居るるところにその友人がやってくるという形になりました。
なぜそこまで慕ってくれていたのかわかりませんが、
そんな友人が居ることを誇りに思ってました。
が、それも長くは続きませんでした。
別の友人から相談を受けている時も、私が一人で冒険したい時も。
そういうシチュエーションでもその友人は現れるのでした。
PSOは部屋にパスワードをかけられるのですが、時にはそれを解除もしてきました。
(もっとも、当時の仲間であれば誰でもわかるパスでしたが)
そんな友人を疎ましく感じた私は、ある提案をしました。
「しばらく距離を置こう。」
「しばらく距離を置いたら、きっとずっと離れたままになっちゃう。」
そんなことは無いよと私は言いましたが、結局友人の予言どおりとなりました。
気がつけば二人とも、ドリキャス版PSOから離れていました。
今にして思えば、なんてバカな事言ったのだろう。
どうして他の選択ができなかったのだろう。
今でも時折思い出しては悔やみます。
ひょっとしたら、一生付き合える大親友になれたかもしれないのに。
何度も何度も謝りたいと思いました。今でも思ってます。
が、私は友人の顔も名前も、そして連絡先すら知らなかったのです。
PSOはメッセージを保存する機能が無かったため、
オンラインでない人に送っても消えてしまうのです。
先日関東に引っ越した際にふと、「そういえば東京の人だったな」と思い出しました。
ひょっとしたら、またどこかで会えるだろうか・・・・?
もし会えたら、私のことを許してくれるだろうか・・・・・?
もう4~5年前の話。
若かったといえばそれまでだけど、それだけでは済ませたくない思い出。