企業を動かす「組織の利益」と「嫉妬心」 | 名古屋で働くSEのブログ

企業を動かす「組織の利益」と「嫉妬心」

会社の外ではなく、会社の中でやれるだけやってみる!と決意して数日が経過。
現在までの進捗は、なかなか良好である。思った以上にスムーズに進むので、我ながらビックリしたというのが本音。

大きな組織を動かすために最も気を使わなければならないこと。
それは「組織の利益」「嫉妬心」だと思う。

【組織の利益】
「社会的に見て、これを実行するととてもよいことが起きる」
「国民も助かるし、社会全体が利益を得る」
このような論理で企業は決して動かない。
あくまで自社の利益がどれだけ増加し、コストがどれだけ減少するか。
自社の競争力がどれだけ高まり、他社が競争力を落とすか。
そこだけが焦点である。
これ、企業側にとっては至極当たり前のことだが、お客様側から見るとその認識が少々違うらしい。

過去に同じようなプロジェクトに参加したことがある。
そのお客様は、企業側の利益を全く考えずに自分たちの理念の素晴らしさだけを訴え、その理念追求のために企業に献金するよう求めてきた。
当然どの会社も乗る訳がなく、そのプロジェクトは空中分解の憂き目にあった。

いくら儲かっている企業とはいえ、慈善活動にカネを出すところなどあり得ない。
具体的にどうビジネスが展開され、自社の利益が拡大し、一人勝ちができるか。そこまで考えてあげないとカネも人も何もかも動かない。

そう言う観点で言うと、一番お金が動きやすいのは
「損失のリスクがほとんどないと見込まれ、大きく儲ける可能性のある提案」
ということになるだろうか。
そんな話はどこにも存在しない。でも、その話を信じ込んだ人が少なくとも3人以上居れば、なんらかのアクションが生まれることだろう。


【嫉妬心】
企業内で意志統一が図られる際、「嫉妬心」が大きなファクターになることが多いと思う。

「そんなことをしたら、あの会社だけ丸儲けすることになるじゃないか!」
「あいつは以前にも一杯食わされたから、今度は絶対協力しない!」
「あの部署に偉い顔をされたくないし、今回はあそこを外そう」
「○○君は相当意気込んでるけど、うまくいくわけないよ」

組織内では、こうしたネガティブな感情で意思統一されることが、結構あると思う。
これは極めてプリミティブな反応で、組織内でちゃんと議論が深められていないときによく起こる。

こういうとき、組織内で誰か一人が中心となり、
「そうはいっても、最終的には我々も利益を得られるんだから、お互い上手くやっていこうよ」
「目の前のことではなく、未来につながる行動を取ろうよ」
などとという前向きな提案をすれば、割合うまく動いていくと思う。

もちろん一人の意見ではまったく動かない組織もあるだろうが、組織内の嫉妬心を乗り越えるためには、たった一人でも前向きで未来志向の提言をしていく他ないのだ。


私が今回、嫉妬心の増大が起こらないように気をつけている。

「自分の夢を大いに語り、その夢に共感する輪を作る」
それが最も望ましいことだと思う。
私が起業したいと考えたのもまさにその点にある。
自分の理想に共感する人と仕事したいと、純粋に思ったからだ。

でも今(の段階)は違う。
組織内でコトを動かそうと思う以上、ステークホルダーは限りなく増えていく。
自分が理念を唱えたところで、共感の輪が広がっていくとは到底思えない。

それよりも、自分が理念を唱えなくても、このプロジェクトに関わった人がちょっとずつ
「これって将来的にすごいことになるかも」
という思いを抱いてくれるように動く。
じわりじわりと、自分の思いが周りに伝わっていくように進める。

これが現段階での自分の作戦である。

・・・

いつか皆の前で自分の理想を語れる日が来るまで、とりあえず内ポケットにこの構想をしまっておくことにしています。
もちろん、それが遠くない未来に披露できるよう、日々前進します。