良い状況は与えられるものではなく、自分が掴み取るもの | 名古屋で働くSEのブログ

良い状況は与えられるものではなく、自分が掴み取るもの

今日は会社の後輩と一緒に話しながら帰宅しました。

後輩は私と同じく、北海道の大学を卒業した後、名古屋で勤務しています。


彼はいつか北海道に帰りたいと思う気持ちが強く、いつも上司に転勤を申し出ているのですが聞き入れてもらえません。

僕らフィールドのシステムエンジニアはお客様に張り付いてナンボ。いったんお客様を持ったら「背番号」のように自分について回ります。営業職とは違い、勤務地や業種が変わることは稀です。


そんな中、彼はある決意をしました。

より上級の幹部に転勤を直訴することにしたのです。

彼にとって、これは大きな一歩でした。


上級の幹部は、日ごろの彼の頑張りを評価し、内々で異動を了承しました!

そして、異動先の幹部社員が彼の受け入れを認めたのです。

やったー!!!異動成立だ~!


しかし、この異動には条件がつきました。


・この異動は本人の希望ではなく、家族の事情という「やむをえない理由」として処理すること

・くれぐれも内密にコトを進めること


このように念を押されました。


しかし、彼ははやる気持ちを抑えきれず、受け入れ先の上司にメールを出しました。


「これからお世話になります。

 自分はこれまで名古屋で頑張ってきて、スキルにはある程度自信があります。

 ぜひこれから御社で働かせてください。」


その程度の内容だということでした。


しかし、このメールをCcで受け取った上級幹部は激しく怒りました。


「なんでそんな出過ぎたマネをしたんだ!!!」 

「勝手に担当者が部門をまたがって話しをするんじゃない!」

「今回の異動は家族の事情として処理するつもりなんだ。お前の実力で行くんじゃない!」


このようになじられ、彼が

「じゃあどういう条件をクリアすれば異動させてもらえるんでしょうか?」

という質問をすると、さらにヒートアップ。


「どうせ今の会社に籍を置いていきたいんだろ。辞めるような気構えもないんだろ」

とか

「別に辞めてもらったって構わない」

などの激しい言葉のオンパレード。


極めつけは、

「今回の件は白紙に戻す」

と申し渡されたとのこと。


入社以来の念願だった北海道行きの望みが絶たれ、彼はこの数週間で体重が3キロ減ったと言っていました。

そしてこのやり取りの「ミス」をリカバリーすべく、上司との関係修復を図っているところだということでした。



なんだか悲しいです。

会社も、彼も。どちらもです。


会社代表として、上級幹部の発言や動きは適切だったのか。

ES向上を今期の重点目標と掲げている組織の幹部として、上級幹部の発言や行動は適切だったのか。


加えて、後輩の彼。

異動して勤務地を移りたいということばかりに捉われ、会社全体の動きを読めない。

「何をしたらいいのか?」「どうすればいいのか?」と情報クレクレ状態になり、上司に解決策を求めることしか出来ない。

そして、こんな厳しい言葉を投げかけられても、やっぱり住み慣れた会社の中にいたいと思っている。



もっと変化を前向きに楽しめば良いのに。

例えば、本当に北海道に移りたいと思うんだったら、外部の人たちとの交流を深めてもっと情報を仕入れればいい。

先方の部署から「こいつは絶対に欲しい!」と思わせるように動けばいい。

上級幹部がどういう問題を抱えており、何がボトルネックになっているのかを考えてみればいい。

そして、この状況が気に入らなければとっとと辞めて適職を探せばいい。


彼自身は気づいていませんが、どうも彼からは「他者依存」と「自己憐憫」を強く感じます。



良い状況は人から与えられるものではなく、自分が掴み取るもの。

努力して成果を掴み取ろうとしているのに、周りがその手を振り払おうとするような組織にいるのなら、とっとと辞めた方がいい。

もし辞める勇気もないんだったら、長いものに巻かれていた方がまだ気楽だと思う。



運命は一歩前に踏み出した人にだけチャンスを与えてくれる。


後輩くんよ、君も一歩前に踏み出そうよ。ハラを決めるんだ。