[医療IT]Google Health とマイクロソフトの動き
今日は医療ITに関するセミナーに参加してきました。
セミナーでアメリカの医療ITについての最新動向を聞き、久々に調べてみようと思ったら、こんな記事が出てましたね。
グーグルと医療機関、オンライン医療情報システムで提携【WSJ】
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=RSCAF9677%2022022008
これはGoogle Healthというサービスで、少し前から話題になっていたようです。
Google Health - Google はあなたの健康状態をも知ろうとしている - F.Ko-Jiの「一秒後は未来」
モントリオール帰りの脳外科医の日々( http://nsmtl.blogspot.com/2007/08/google-health.html )
特にこの「モントリオール帰りの脳外科医の日々」では、ニューヨークタイムズ紙におけるJohn D.Halamka氏の「医師はナレッジ(知識)ナビゲータになってきている」というコメントを取り上げており、大変興味深い。
※ちなみにこのHalamka氏、アメリカにおける医療ITのスーパースターであり、よく日本でも取り上げられるすごい人です。また、薬草に関する研究でも世界的に有名だということです。
マイクロソフトについては、数年前からすでに医療ITの取り組みを進めています。
イギリスでは、国家的な医療IT推進プロジェクトにビル・ゲイツ肝いりで参加しているということです。
今日のセミナーでも、某先生がGoogleのヘルスケアへの関与についてチラッと触れていました。
日本で医療ITに関わるものとして、こういうニュースを目にすると
「あぁ、あちらの国はいいなぁ」
という思いを感じざるを得ません。
オンライン上で医師の診療記録や検査結果を取り寄せる。
患者が自分自身の投薬記録を取り寄せる。
インターネットで病院の予約を取る。
どの病院にいっても自分の診療記録が共有できる。
技術的には、たぶん速攻でできてしまいます。
ただ見せるだけならね。
でも日本では、個人情報保護法や医師法などの問題で、情報が簡単に公開できなくなっています。
セキュリティを確保するための仕組みが幾重にも必要になり、自由にシステム構築できる環境にはありません。
もちろんアメリカでも個人情報の意識は高い。
むしろ日本よりアメリカのほうが高いかもしれない。
でもあちらの国は、こういう思い切ったことは絶対日本より早くやってしまうんです。
日本の医療機関では、基幹システムとインターネットを繋ぐことに強い警戒感がありますが、米国はむしろ積極的にインターネットを活用しています。
私が昨年7月にボストンに行った際も、Halamka氏のデモではインターネット端末から電子カルテ機能にアクセスしていました。
日本でも積極的にインターネットを活用する機運が出てくれたら、作る側としてはとっても楽しくなるんですけどね。
むしろ、自分自身が先陣を切ってチャレンジしたい!
そういう思いが日に日に強くなってきております。