長かったGW旅前半戦。最後は岡山駅での鉄道ウォッチングです。
(クロ380-7・岡山・2017年5月1日)
「マリンライナー14号」で岡山に到着する直前、岡山電車区から走ってくる「ラ・マル・ド・ボァ」が見えました。そして3番ホームに到着したのを確認して、撮影しました。
(クモロ213-7004・岡山・2017年5月1日)
213系を改造した観光電車。この車両、グリーン車だったのですね。
ちなみにこの時点ではまだ回送列車で、3番ホームで荷物を積み込んだ後、大阪方の引き上げ線に移動していきました。
岡山と言えば国鉄形車両が多数活躍しているエリアです。
そして今一番の注目株は、単色化されずに湘南色で存続が決定した2本の115系。さっそくそのうちの1本に出会うことができました。
(クモハ115-321・岡山・2017年5月1日)
これはかなりラッキーでした。
しかもよくよく考えてみればこの編成は115系300番代。それだけでも貴重ですよね。
単色化はJR西日本の合理化策のひとつで、エリア毎にカラーを決めています。ちなみに岡山、広島エリアの電車は黄色で、末期色と揶揄されています。
(クハ116-103・岡山・2017年5月1日)
正直117系の単色を見るとかなりがっかりします。
国鉄形最後の電車であり、初代「マリンライナー」用だった213系も活躍しています。
(クハ212-1・岡山・2017年5月1日)
213系の多くはワンマン対応の2両編成となり、3両編成は数少なくなっています。この編成はワンマン対応のC01編成の中間にサハ213-4を組み込んでいました。
381系も「やくも」でしか見ることができなくなってしまいました。 そして「やくも6号」の最後尾車両はさらに貴重なパノラマグリーン車のクロ380形です。
(「やくも」クロ380-7・岡山・2017年5月1日)
パノラマグリーン車クロ380形は2両しか残ってなくて、15往復中4往復にしか使用されていません。予備車がないので、「やくも6号」「やくも7号」「やくも22号」「やくも23号」は検査時に通常編成が代走します。
「やくも6号」は岡山駅に到着後、大阪方の引き上げ線に移動します。
気動車は単色化された結果、首都圏色にリバイバルしました。
(キハ47 99・岡山・2017年5月1日)
こちらに異を唱える人はいないでしょう(笑
岡山駅は大阪方と広島方に引き上げ線があり、さらに岡山電車区がある関係で、回送列車の通過も数多くあります。
(クハ212-102・岡山・2017年5月1日)
クハ212形100番代はサハ213形に運転台を取り付けた先頭車化改造車です。運転台はブロック構体を結合。前面デザインは213系を踏襲していますが、切妻なのでユーモラスに感じます。
日中に通過する貨物列車も何本かあります。この時は4本ほど通過しました。
セノハチの補機でも活躍するEF210形300番代も登場しました。
(EF210-307・岡山・2017年5月1日)
EF210形300番代は吹田機関区の所属で、広島への送り込みを兼ねて貨物列車を牽引しています。そればかりではなくて、四国へも入線します。
こんな感じでひっきりなしに列車がやって来る岡山駅。そのすべてを撮影するのはかなり大変です。ですので、ある程度目標を絞っていくことをオススメします。
ということで、今回の目標のひとつは先ほど「やくも6号」で到着したパノラマグリーン車。前日も撮影しましたが、やっぱり昼に撮影したいところです。
3番ホームに到着した「やくも」が待機する引き揚げ線は、4番ホームから見ることができます。
(クロ380-7・岡山・2017年5月1日)
岡山駅は高架化されていないので、かつての国鉄ターミナル駅を彷彿させるホームの長さがあります。だからこのような撮影も手軽にできます。
2番ホームへの入線シーンも2番ホームから撮ることができます。
(クロ380-7・岡山・2017年5月1日)
ちなみにここには柵があって、乗降はできません。こういった長さが余ったホームでは先端部を立ち入り禁止にする駅も増えているので、いつまでこのような撮影ができるのかはわかりません。事実岡山駅でも津山線、桃太郎線ホームは先端部を立ち入り禁止にしています。
4番ホームには福塩線からの105系が到着。6番ホームには土讃線の「南風5号」が停車中。
(クモハ105-1/「南風」2111・岡山・2017年5月1日)
ちなみに5番ホームは真ん中の線路の大阪方にあります。
そこには「ラ・マル・ド・ボァ」がやって来ました。
(「ラ・マル・ド・ボァ」クロ212-7004・岡山・2017年5月1日)
今回は宇野まで往復していました。
さきほど4番ホームに停車していた105系は、一旦大阪方の引き上げ線に入った後2番ホームに入線してきました。
(クハ104-28・岡山・2017年5月1日)
105系も単色化されているわけですが、トップナンバーはまだ福塩線色で残っています。
(クモハ105-1・岡山・2017年5月1日)
できればこのままでいて欲しいところです。
117系「ファジアーノ岡山」カラーもやってきました。
(クハ117-17・岡山・2017年5月1日)
顔だけ見るとライトまわりを赤くした塗り分けがシティライナーを思い出させてくれました。
117系が引き上げた後、「やくも8号」が2番ホームに到着しました。
(「やくも」クハ381-138・岡山・2017年5月1日)
この「やくも8号」と「やくも9号」「やくも24号」「やくも25号」もパノラマグリーン車編成です。
(クロ380-6・岡山・2017年5月1日)
こちらの運用は原則代走はありません。
N2000系「うずしお」は2往復が岡山まで遠征してきます。
(「うずしお」2426・岡山・2017年5月1日)
予讃線の「しおかぜ」と土讃線の「南風」は山陽新幹線と連絡する特急としてそれなりの需要がありますが、高徳線の「うずしお」に関しては、明石大橋経由の高速バスがある関係上、新幹線連絡の需要はそれほど多くありません。むしろ高松〜徳島間の都市間輸送がメインなので、岡山乗り入れの本数が少なくなっています。
岡山〜鳥取間の特急「スーパーいなば」は6往復運行されています。
(「スーパーいなば」キハ187-1503・岡山・2017年5月1日)
かつて、岡山と鳥取を結ぶ急行「砂丘」が津山線経由で運行されていましたが、「スーパーいなば」は智頭急行経由で運行。2時間前後で結んでいます。
岡山エリアの主役は115系ですが、珍車もいるようです。下関車両運用研修センター所属のC-13編成の先頭車クハ115-608を撮ることができました。
(クハ115-608・岡山・2017年5月1日)
クハ115-608はサハ115-6を先頭車化改造した車両で、すでに車齢50年を超えています。今年3月に重検を実施したようですが、今後を考えると余談を許しませんね。ともあれ撮影できたのはラッキーだったかもです。
これでGW前半戦は終了です。