115系新潟色 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

今日は奇跡の復活を遂げた初代新潟色を纏った115系を撮影しに行って来ました。

(クハ115-1044・吉田〜矢作・2017年1月21日)

初代新潟色は信越本線電化の際に関西地区から転属した旧形国電の70系やクハ68形が纏っていた塗色です。

転属当時の70系やクハ68形の塗色は70系標準のスカ色ではなくぶどう色でした。そして当時の国鉄新潟鉄道管理局は雪の中でも目立つカラーと言うことで赤色と黄色を配色した独自の新潟色を考案しました。

こういった地方鉄道色は今では珍しくありませんが、国鉄時代では関西の急行電車など、ごく一部のエリアに見られた程度でした。そういった意味ではローカル列車に地域カラーを導入した新潟鉄道管理局は凄かったんじゃないかと思います。

新潟色の70系は新潟エリアで長く活躍しました。自分も幼少の頃新潟県六日町(現・南魚沼市)に住んでいて、六日町から小出まで新潟色の70系に乗車したことがあります。というか自分の場合スカ色の70系を見たことがないのですけどね(笑

 

しかし70系を置き換えるために1977(昭和52)年から長岡運転所に新製投入された115系1000番代は、新潟色ではなく湘南色でした。これは当時の国鉄が塗装を統一させる方針だったからなのですが、この結果1978(昭和53)年に70系と初代新潟色は消滅しました。

 

そんな初代新潟色が39年振りに復活しました。

そして復活を記念して1月21・22日にツアー列車が運行されたわけです。もちろん今後営業運転には投入されるわけですが、運行エリアがかなり広いので撮影は容易ではないと判断。まずはツアー列車で確実に押さえておくことにしました。

ツアーのパンフレットによると運行区間は新潟〜吉田〜弥彦〜吉田〜東三条〜新津〜新発田〜新潟。公表されていた時刻は新潟、弥彦の発着時刻と新発田の発時刻でした。

とはいえ、各路線の特徴と時刻表を見ながら大体の通過時刻を想定して準備。あとは現場合わせをすることにしました。

 

新潟駅でレンタカーを借りて、最初に向かったのは新潟〜白山間にある信濃川の鉄橋。この定番ポイントはたくさんの人が待ち構えていました。

まぁ一番無難ですしね。

そして115系新潟色が通過。

(クモハ115-1044・白山〜新潟・2017年1月21日)

思ったよりも違和感がなくていい感じ♪

 

ここで知人と遭遇。次の目的地が同じだったのでしばらく一緒に移動しました。

その目的地が弥彦駅だったのですが、現在の弥彦駅が1面1線だと言うことを失念!

駅はE127系が佇んでいました。

2人とも時の流れをすっかり忘れていたわけですが、これはつまり新潟色は吉田駅にいると言うこと。そこで吉田駅に移動して存在は確認しました。知人はここから鉄路で移動するということなので解散。

再び弥彦線沿線に移動して撮影ポイントを探したところ、たくさんの人がいる場所がありました。ここは弥彦山と弥彦神社の鳥居がバックに写る有名ポイントでした。

(クハ115-1044・吉田〜矢作・2017年1月21日)

そういえば、ここって非電化時代に結構雑誌に出ていたなって思いましたが、すっかり忘れていました(笑

 

さて、新潟色ということで是が非でも信越本線では撮影したいところ。幸い知人を降ろしたとき吉田駅の発車時刻がわかったので、少し余裕を持って信越本線沿線に向かったつもりでしたが、微妙な時間になったので保内駅付近で待ち構えました。

(クハ115-1044・東三条〜保内・2017年1月21日)

これでOKって思ったら、編成の方向が逆になっていてクハ115形が先頭でした(笑

やっぱり営業運転列車を撮影する必要がありそうです。

 

この後、白新線に移動して最後の撮影をしました。

(クハ115-1044・大形〜新崎・2017年1月21日)

直前まで曇っていたのでこちら側で構えていましたが晴れてしまうという。でも影が強く出なかったので良かったなと。

ということで、また撮影しに来たいなと思いつつ撤収しました。