第31回新幹線車両基地公開に行って来た! | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

毎年恒例となっているJR東日本新幹線総合車両センターの一般公開「第31回新幹線車両基地公開」に行って来ました。

(E926-6・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

今回の目玉はEast iの車内公開でした。

(E926-1・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

でも、残念ながら車内撮影は禁止だったので画像はありません。

車内撮影を禁止していたのはセキュリティとか秘密保持というわけじゃなくて、できるだけ多くの人に見てもらいたいという配慮だったのかなと思います。それぐらい大勢の人が来てましたので。

というわけで、脳裏に車内を焼き付けて見学終了(笑

(E926-6・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

まぁこういう写真も撮れたからいいか。

 

さて、いつもとは巡回ルートが変わっちゃいましたので車両展示に移動しました。

ここは新幹線に触れる人気ポイント。

今回の展示はE6系Z9編成。

(E621-9・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

今でも「スーパーこまち」って呼ぶ人がいるぐらい「スーパーこまち」としてデビューした時のインパクトが大きいようです。

センターはE7系F6編成。

(E714-6・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

仙台では普段みることができないので、やっぱり人気が高いですね。

そしてE5系U23編成。

(E514-23・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

台車カバーが一部外されていたので、その部分をチェックしようとする人が多かったみたいです。

 

台車工場内では台車に触ることができます。

展示されていたのはE5系用動力台車のDT209A。

(新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

そしてE3系用付随台車のTR7005A。

(新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

すらりと並ぶ主電動機。

(新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

台車組立実演もやってました。

(新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

E5系、E6系、E7系の動力台車に使用しているクノールブルムゼ製の空圧式キャリパブレーキと多分割ライニング。

(新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

ライニングの接触面が六角形になっています。

こちらはE5系、E6系、E7系付随台車の空圧式キャリパブレーキと多分割ライニング。

(新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

キャリパは三菱重工製で、ライニングは曙ブレーキ製です。

 

セミアクティブサスペンションが並んでいます。

(新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

セミアクティブサスペンションはKYB製です。

 

E5系、E6系に搭載されている電気式フルアクティブサスペンション。

(新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

ローラーネジを使用しているタイプです。新日鐵住金が製造しています。

新日鐵住金といえば車輪のシェア100%で有名ですが、この電気式フルアクティブサスペンションの他に、E2系、E3系、E7系が搭載している空気アクチュエーター式フルアクティブサスペンションや、E5系、E6系の車体傾斜装置も製造しているのだそうです。

 

車輪や輪軸関連の設備もいろいろあります。

(新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

検査を待つE7系用台車。

(新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

そして台車交換作業実演も人気です。

(新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

新幹線の台車抜き取りはジャッキアップが主流で、リフトを使って台車を抜き取る方法は珍しかったりします。

そういえばJR北海道の函館新幹線総合車両所はどういう仕組みなんだろう?

台車交換実演に使われたのはE4系P22編成。

(E453-124・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

E4系も普段は東北に来ないので注目度が高かった様子。また正面からE4系を撮影できる貴重なチャンスでもありました。

 

今度は組立工場へ。いつものようにパンタグラフが展示されていました。

(新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

検査中のE2系の車体がありました。

(E226・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

再塗装前のパテ盛り状態です。

普段はカバーで隠れている主変換装置を見ることができました。

(E226・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

(E226・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

主変圧器も見ることができました。

(E226・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

E5系の車体もありました。

(E526-123・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

前期型全周ホロがいかついですね。

こちらも主変換装置を見ることができました。

(E526-123・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

(E526-123・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

この床下機器とカバーの構造は東海道・山陽・九州新幹線の車両と違うのが興味深いところです。

 

一通り見たので正門脇の保存車両のところへ。

まずは初代東北・上越新幹線200系。

(221-1・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

1号車221-1とビュフェ車237-1が保存されています。現在は近寄ることができないのが残念。

高速試験電車953形「STAR21」。

(953-5・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

「STAR21」は東京方のボギー車952形4両と仙台方の連接車953形5車体6台車を背中合わせに連結した9両編成で、東北新幹線のスピードアップに貢献しました。また、最高速度425km/hを記録しています。

新幹線総合車両センターには953-1と953-5が保存されています。953-1には近寄ることはできませんが、953-5には触ることができます。

 

961形は全国新幹線網を見据えた高速試験電車で、東北・上越新幹線用車両のルーツともいえます。

(961-1・新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

961形は車内にも入れましたが、以前入ったことがあるので、今回は遠慮しておきました。願わくば本来の青ラインに戻して欲しいのですが無理かな?

 

新幹線総合車両センターには3両のSLと5両のELが保存されていますが、痛みが激しくなっているのがつらいところ。

(新幹線総合車両センター・2016年10月22日)

保存されているのはD51 1108、C58 365、C11 351、ED91 21、ED71 1、DE75 1、ED77 1、EF71 1。以前はED78 1もいましたが、2015(平成27)年に日立製作所に輸送されて整備され、保存されています。

残る機関車も貴重なので、整備してもらえないものかな。

そう思いながら新幹線総合車両センターを後にしました。