
隣接する民家と駐めてあるトラックと比較してもその大きさがわかりますね。

現在は畑に囲まれた個人の私有地内にあります。

この掩体壕の近くに、現在飛行場はありませんが、かつては大日本帝国海軍香取航空基地がありました。

写真左が掩体壕。そして右側の緑がある部分は航空基地の滑走路跡です。
現在は工業団地に転用されている香取航空基地は、2本の滑走路が直角に交わる構造をしていましたが、そのうちの1本は日清紡のテストコースに転用。その性格から周囲を緑で覆っているわけです。

直行するもうひとつの滑走路は工業団地の建物が建っています。写真右側の建物のあたりです。
地上からではその形状がわかりにくいのですが、空から見るとこんな感じです。

テストコースとなった滑走路と、直行する滑走路跡の敷地がわかると思います。
工業団地内には慰霊碑が設置された公園があり、そこには飛行機が保存されています。

これは海上自衛隊SNJ型練習機。アメリカ海軍仕様の供与を受けたもので、航空自衛隊仕様はT-6練習機として供与されました。
周辺にはまだいくつか遺構があるようなので、また日を改めて見に行ってみようと思います。
