
(「はくたか」クハ681-8・森本~津幡・2015年2月11日)
さて、この「はくたか」の先頭にたつクハ681-8を含んだW11編成ですが、よく見ると帯の色が「しらさぎ」塗色となっています。
どうやら「はくたか」廃止後の681系W編成は「しらさぎ」に転用される様です。
3月ダイヤ改正の概要で、「しらさぎ」の基本編成を6両編成化するとともに、編成全体を方向転換すると発表されていましたが、683系2000番代の編成組み替えを行なうのではなく、「はくたか」編成を転用して対処する方針だったのですね。
681系W編成の「しらさぎ」塗色は基本編成がW04編成、付属編成がこのW11編成が確認されているようです。また京都総合車両所から基本W06編成、付属W16編成が転属してきているようです。これは683系2000番代を置き換える所要数不足を補うためなのでしょうか。
なお「はくたか」に充当されている北越急行681系2000番代、683系8000番代はJR西日本に売却することが決まりました。

(「はくたか」クロ681-2002・津幡~倶利伽羅・2015年2月11日)
681系2000番代は、683系8000番代とも転用先は分かりませんが、しずれにしてもスノーラビットカラーは消滅してしまうことでしょう。
では現在「しらさぎ」に使用している683系2000番代はどうなるのかというと、どうやら「くろしお」に転用される様です。

(「しらさぎ」クロ682-2012・津幡~倶利伽羅・2015年2月11日)
「くろしお」は287系と381系パノラマ編成が使用されていますが、このうち381系の編成を683系2000番代が置き換えるようです。
「しらさぎ」の金沢~富山間、金沢~和倉温泉間の廃止だけでなく、683系2000番代が北陸路を走る姿も見ることができなくなりそうですね。
「サンダーバード」は七尾線の直通する1往復以外はすべて大阪~金沢間の運転となります。

(「サンダーバード」クモハ683-5503・津幡~倶利伽羅・2015年2月11日)
ダイヤ改正後は683系に完全統一されるかもしれないですね。
そして北陸路から国鉄特急形電車もついに姿を消し、ラストランナーとなった「北越」は廃止されます。

(「北越」クロハ481-1028・森本~津幡・2015年2月11日)
「北越」には485系1000番代と3000番代が使用されていますが、国鉄色を纏うK-1編成、T-18編成も最後の活躍中。編成は短くなりましたが国鉄特急の風格を最後まで残した存在となりそうです。
これらの列車がこのエリアで見ることができるのもあと1カ月ほどとなりましたね。