横浜港を海から眺めてみた! | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

久しぶりに横浜港を散策してきました。

いつもならみなとみらい線や京浜東北線で行く横浜港ですが、今回は横浜駅東口の近くから出ている水上バス「シーバス」に乗船してみました。

「シーバス」は淡水域と海水域を行き来するところから、魚のシーバス(スズキ)から命名されたのだとか。横浜駅東口からみなとみらい、ピア赤レンガ、山下公園を結んでいます。

みなとみらいを出ると、海上保安庁横浜海上保安部が見えてきます。ここには4隻の巡視船が所属しています。
PLH31しきしま

プロトニウム運搬船を護衛するために建造され、1992(平成4)年4月27日に竣工した6,500t級ヘリコプター巡視船です。全長は150mで海上自衛隊の護衛艦
建造目的がイギリス、フランスから日本までのプルトニウム輸送の護衛だったこともあり、しきしま型は巡視船ながら軍艦構造の船体となっていて、水密区画が多数設けられています。
また航続距離も20,000海里以上あり、ヨーロッパからオーストラリア回りで日本まで無寄港で航行可能。
また、エリコン35mm連装機銃とJM61-RFS20mm機銃を2基ずつ搭載しています。

PL31いず

災害対応型巡視船として1997(平成9)年9月25日に竣工しました。3,500t級で救援支援機能や医療支援機能が強化されています。

PL66しきね

拠点機能強化型1,000t級巡視船です。はてるま型の六番船にあたり2009(平成21)年10月7日に竣工しました。現場に展開しているヘリコプターや巡視艇の支援設備を持っています。

PLH32あきつしま

しきしま型の2番船ですが、竣工は2012(平成22)年7月4日としきしまより20年も後に建造されたので、改良が加えられています。武装もしきしまのエリコン35mm連装機銃に代えてボフォースMk.3 40mm単装機銃と強化し射撃指揮装置も搭載されました。

大桟橋には外洋客船の飛鳥Ⅱが停泊していました。

日本籍では最大の客船で全長241m、喫水7.8m、乗客定員960名、乗務員数545名というスケールの大きさです。
ちなみにこのサイズの日本の艦船では大日本帝国海軍の航空母艦「加賀」が全長238.5m、喫水7.9m。そして海上自衛隊の護衛艦いずもが全長248m、喫水7.1mとなっています。

もはや海に浮かぶお城ですね。

山下公園の近くには氷川丸が保存されています。

1930(昭和5年)に竣工した日本郵船の貨客船です。第2次世界大戦中は海軍に徴用され、1941(昭和16)年12月から病院船として活躍。撃沈されることなく戦後は復員線として活躍した後1950(昭和25)年に貨客船に復帰し、1960(昭和35)年まで使用されました。

引退後氷川丸マリンタワーが保存、運営していましたが、2006(平成18)年に運営を終了して氷川丸マリンタワーは解散。その後は日本郵船が引き継いで2008(平成20)年から公開されています。

氷川丸は現在外装の再塗装中ですが、いつまでも保存してもらいたいものですね。