
(キハ702・柵原ふれあい鉱山公園・2014年4月6日)
トム500形

(トム514・柵原ふれあい鉱山公園・2014年4月6日)
同和鉱業片上鉄道の主な役割は柵原からの硫化鉄鉱輸送。そのため貨車は大量に配置されていました。トム514は1949年に汽車会社岡山工場で製造された15t積みの無蓋貨車です。現在は静態保存されています。
ホハフ2000形

(ホハフ2003・柵原ふれあい鉱山公園・2014年4月6日)

(ホハフ2004・柵原ふれあい鉱山公園・2014年4月6日)
同和鉱業片上鉄道は開業以来長らくSL牽引の客車列車が運行されていました。ホハフ2000形は17m級の自社発注客車。ホハフ2003形、ホハフ2004形とも1950年にナニワ工機で製造されました。
外観的な特徴はオープンデッキ構造だということ。後年は青に白帯が2本配され、ブルートレインと呼ばれていました。
キハ300形

(キハ303・柵原ふれあい鉱山公園・2014年4月6日)
元国鉄の機械式ガソリンカーキハ41000形を譲渡されたものです。キハ303は元キハ41071で1952年に入線。その後ディーゼルエンジンに換装。さらに液体変速機に換装し、前照灯をシールドビームに改造しました。
キハ41071は1934年に製造。動態保存されている気動車としては日本最古の車両です。
キハ310形

(キハ313・柵原ふれあい鉱山公園・2014年4月6日)
同和鉱業片上鉄道が自社発注した機械式ガソリン動車。キハ313は1953年に富士車輌で製造されました。設計はキハ41000形に準じていますが、前面窓や乗務員扉など、各部に独自性を持たせてあります。キハ300形同様液体式ディーゼル動車に改造されました。
トラ800形

(トラ814・柵原ふれあい鉱山公園・2014年4月6日)

(トラ840・柵原ふれあい鉱山公園・2014年4月6日)
18t積みの無蓋車で、トラ814は1955年に中国工業で製造され、トラ840は1962年に帝國車輌で製造されました。
DD13形

(DD13-551・柵原ふれあい鉱山公園・2014年4月6日)
1965年に日本車輛で製造された自社発注のディーゼル機関車。国鉄DD13形をベースとしていますが、インタークーラーを追加してパワーアップをしています。片上鉄道向けには5両製造されました。
キハ700形

(キハ702・柵原ふれあい鉱山公園・2014年4月6日)
元国鉄キハ07形で1967年に入線しました。キハ702は元キハ07 5で1936年に製造された機械式ディーゼル動車です。現在は液体式となり、前照灯もシールドビーム化されていますが、丸妻が特徴的なキハ07形の原形を留めている点で貴重な存在です。
ワフ100形

(ワフ102・柵原ふれあい鉱山公園・2014年4月6日)
元国鉄ワフ22000形。ワフ102は元ワフ22006で1976年に入線。有蓋室を改造して両デッキ形としたため、車掌車みたいな形になっています。なお有蓋室は残っていて2tの貨物を積載することが可能です。
ホハフ3000形

(ホハフ3002・柵原ふれあい鉱山公園・2014年4月6日)
1981年に入線したホハフ3002は元国鉄オハ35 1227です。1947年製造の戦後型で、半折妻が特徴。片上鉄道入線に際して便所を撤去して車掌室を設置、また塗色もブルートレイン化されていました。現在はぶどう色になっています。
ワム1800形

(ワム1807・柵原ふれあい鉱山公園・2014年4月6日)
元国鉄ワム80000形。形式番号が変わった以外は原形を保っています。
保存されている12両のうち、動態保存車両は9両もあります。特にディーゼルカーは貴重な存在で、一見の価値はあります。