横須賀軍港クルージング(その2) | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

前回のアメリカ海軍横須賀基地に続いて、今回は海上自衛隊横須賀基地巡り。


船は一旦東京湾に出てから長浦港を目指します。
東京湾に面した場所には巨大なクレーンがあります。住友重機マリンエンジニアリングの造船所なのだそうです。

長浦港の隣にも米軍施設があり、そこに係留されている台船は、大晦日の時に花火の発射台として使用されるのだそうです。

そんなこんなで長浦港。
まずは海洋観測艦「しょうなん」(左)と「わかさ」

海洋観測艦は潜水艦の行動を支援するための詳細な海底調査を行なうのだとか。音響伝播の調査も得意らしいです。「わかさ」は海上自衛隊初の女性艦長が乗艦しているそうです。

こちらは掃海母艦「うらが」。前任艦だった掃海母艦「はやせ」と機雷敷設艦「そうや」の機能を兼ね備えています。さらに航空掃海を行なうヘリコプターへの支援機能も持っています。

多機能故に大型化し、基準排水量は5,600tクラス。全長は141mあります。

そんな「うらが」の支援を受けるのが掃海艦「やえやま」。

磁気反応形機雷対策で木造なのが特徴。基準排水量1,000tという世界最大級の木造船でもあります。

「やえやま」の後継艦は「えのしま型」。手前の604が「えのしま」で、奧の605が「ちちじま」です。

「えのしま型」はガラス繊維強化プラスティック製となりました。

長浦港の真ん中に係留されているのは除籍された潜水艦です。

いずれ標的となって処分されるのだとか。

海洋観測艦「すま」もいました。

小型艇も含めるとかなりの艦艇が長浦港にいました。

横須賀港に戻ると目に入ったのが迎賓艇「はしだて」。従来迎賓艇は改造されたものばかりでしたが、「はしだて」は新造艇です。

迎賓艇としての機能のほか、災害派遣時の医療支援機能や救難指揮機能も備えています。

こちらは多用途支援艦「えんしゅう」。

「ひうち型」の5番艦で、艦橋上に12.7mm機関銃用の銃架があり、武装することも可能となっています。

こちらは護衛艦「ゆうぎり」。3,500tクラスの護衛艦「あさぎり型」の3番艦です。


「ゆうぎり」の隣に停泊しているのは「さわゆき」。「はつゆき型」の4番艦ですが、すでに除籍されているので艦番が消されています。

「さわゆき」は東日本大震災の時にいち早く出港した護衛艦なのだそうです。

揃ってお尻を向けているのは左から「はたかぜ」「むらさめ」「おおなみ」。

「はたかぜ型」は4,500t級護衛艦で、同型艦には「しまかぜ」がいますが、帝国海軍駆逐艦とは違って速力は30ノット。汎用護衛艦「むらさめ型」は護衛艦としては2代目。基準排水量は4,550t。艦尾にはヘリコプター甲板を持っているほか、ステルス性を高めています。「おおなみ」は「むらさめ型」に続く4,650tクラスの「たかなみ型」2番艦。

その「たかなみ型」のネームシップ「たかなみ」。

そしてひときわ大きい、まるで空母みたいな護衛艦が「ひゅうが」。基準排水量13,950t、全長197mはいまのところ護衛艦最大級。速力は30ノット。最大の特徴は全通甲板を持っていることで、ヘリコプターを最大11機搭載し、同時に3機の離着艦が可能です。

「ひゅうが」は対空戦闘システムFCS-3を初めて実装した艦なのだとか。
航空機の発着艦機能はないということですが、それにしても堂々たる姿ですよね。現在「ひゅうが型」を上回る大型艦「いずも」を建造中ですが、戦闘力に関しては「ひゅうが型」の方が上回るとのことです。

こんな感じで思った以上にいろいろな護衛艦を見る事ができました。
また天気がいい日に出かけてみたいものです。