驚かされるのはその外観。なんと新幹線0系をモチーフにしているのです。

(JR四国プレスリリースより)
ちなみにベースとなるのはキハ32形

(キハ32 15・高知運転所・2008年9月6日)
国鉄時代末期に投入された軽快気動車がまさかの大変身ですね。
たしかに親しみやすいとは思いますが、これはどうなんだろう。
で、考えて見ると愛媛県と0系には奇妙な縁があることに気付くわけです。それは「新幹線の父」と呼ばれる故十河国鉄総裁の出身地が愛媛県伊予西条であるということ。伊予西条駅には十河信二記念館があり、そこには0系のカットボディが保存されています。

(21-141・十河信二記念館・2008年9月5日)
新幹線がJR各社のシンボルとなっているのは周知の事実。JR北海道にも北海道新幹線が開業することになり、数年後には新幹線が走らないのはJR四国だけとなります。
四国にも新幹線の基本計画はありますが、整備新幹線が全部開業しない限り建設は絶望的。フリーゲージトレインもJR西日本が山陽新幹線乗り入れを拒否しているらしいので、実現は難しいでしょう。
そんなわけで新幹線を走らせることができない四国にとっては、ぜめてホビー列車だけでも新幹線イメージを持たせたかったのかなって推測しちゃいますね。