【思い出の国鉄・JR特急】Part1 「とき」 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

自分が生まれて初めて乗った国鉄特急は「とき」です。
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(「とき」クハ181-107・越後中里~岩原スキー場前・1980年9月)
1974年の冬、調布から新潟の六日町に引っ越しした時に181系の「とき」に乗車しました。この時は食堂車とグリーン車2両を連結した6M4Tの10両編成で、ヘッドマークは「とき」「TOKI」「朱鷺」を併記するという珍しいものでした。
181系は国鉄特急形電車の元祖である151系、「とき」用の元祖161系をパワーアップ改造したグループと181系として新製されたグループがいましたが、1974年のいわゆるヨンキュウ豪雪で181系初期車にトラブルが多発して社会問題となりました。実際自分が乗車した「とき」も扉の開き具合が悪かったのを覚えています。

それはともかく「とき」は1962年の運転開始以来、東京と新潟を結ぶエースとして君臨。初めて乗った当時はL特急としては最大の13往復運転をしていたほどでしたが、この181系トラブル問題で急遽投入されたのが183系1000番代でした。
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(「とき」クハ183-1000・八色~小出・1981年)
「あさま」用として開発中だった189系をベースとして8M4Tの12両編成に増強。3MG方式で信頼性を確保。簡易リクライニングシートも装備していたわけですが、初めて乗った時はまだ小学1年生ぐらいなので、181系との差は全然覚えていませんし、食堂車の有無に関してもなにも覚えていませんでした。
1976年に札幌に引っ越したのですが、その間に181系の運用は減少。さらに食堂車の廃止と8M4T化されました。

1980年に小出に引っ越しをしてからの「とき」は印象深かったです。
再会した「とき」は14往復となり、181系は3往復に減少していました。
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(「とき」クハ181-101・八色~小出・1982年)
グリーン車は485系への転用を考慮したサロ181形1100番代とサロ481形を改造したサロ181形1050番代が挿入されたため編成は凸凹となりましたが、これは「とき」の宿命らしい。改めて乗車した回転クロスシートはこんなにシンプルだったのかと実感し、181系の揺れが大きいところぐらいまで感じることができるまで成長していました(笑
小出に停車する「とき」のうち上りの「とき10号」と下りの上野発16時49分発の「とき21号」(だったかな?)は181系で、特にくだりはよく利用しました

183系1000番代にも結構お世話になりました。こちらは「とき2号」に乗車することが多かったです。
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(「とき」クハ183-1000・土樽~越後中里・1982年4月)
あの頃は最新型のイメージでしたが、とにかく快走している感じでしたね。1982年の上越新幹線開業で廃止になるまで、自分にとって一番親しい特急列車でした。