
(ナハネフ22 1007・貝塚公園・2013年9月13日)
痛んでいた車体や窓ガラスはきれいに修復されていました。晩年の20系1000番代のまま復元したので、20系本来3本帯ではなく2本帯。個人的には3本帯が好きなのですが、これは仕方ないですね。ちなみに3本帯は鉄道博物館で保存されているナハネフ22 1で見ることができます。ただしこちらも個室の試作に使用された際に窓を埋められているのですが。
この車両ですが、急行格下げ時に座席車である12系と連結するための改造が施されたため1000番代となっています。

(ナハネフ22 1007・貝塚公園・2013年9月13日)
改造されたのはナハネフ22形1000番代の他ナハネフ23形1000番代、ナハネ20形1000番代、ナハネ20形2000番代で「かいもん」「日南」「さんべ」「ちくま」に使用されました。
全車共通なのは自動扉に交換(原形は自動施錠)。ナハネフ22形とナハネフ23形は車掌スイッチとドアコックを取り付けました。またナハネ20形1000番代の12系との連結側は12系からのサービス電源供給と制御回路接続のためにジャンパ連結器を交換しました。また同車には12系の440Vサービス電源を600Vに昇圧するための変圧器も搭載していました。
この12系と併結する際に幕板の帯が消されましたが20系の塗色は青15号とクリーム色1号で12系の青20号と白帯とは色が異なっていました。
方向幕、種別幕も「かいもん」仕様。


自分は高校2年の時に乗車した事があるので思い出深いです。
貝塚公園では門鉄デフの49627と連結されて保存されています。

(49627・貝塚公園・2013年9月13日)
自分はこのナハネフ22形の丸いおでこが大好きで、みるとなでてみたくなります。

(ナハネフ22 1007・貝塚公園・2013年9月13日)
ナハネフ22形は日本で2両しか残っていませんので、末永く保存してもらいたいものです。