
全長1,915mm×全幅740mm×全高1,090mm、ホイールベースは1,315mmで、50ccスクーターよりも一回り大きい感じ。

車両重量は129kgと、125ccのPCXより1kgしか重くありません。
エンジンは水冷4サイクル単気筒152cc。ボア58mm×ストローク57.9mmとほぼスクエアで最高出力9.9kW[13ps]/8,500rpm、最大トルク14N・m[1.4kgf]/5,500rpmを発揮。125ccと比べて最高出力1ps、150ccなので高速道路も走ることができます。

日本仕様は加速騒音規制の関係で、生産国のタイ仕様と比べて40~60kmでパワーの谷があり、加速力が劣ると言われています。確かに出足の良さと60km/h付近以上から加速力に対して、40~60km/h付近の加速は穏やかであるけど、相当目を三角にして飛ばすならともかく、普通に交通の流れに乗って走る分には問題ないレベル。充分速いですよ。
高速道路も走ってみましたが、ちゃんと走行車線の流れに乗れて、100km/hの巡航走行もできました。メディアの試乗レポートでは110km/hのスピードリミッター作動までは速度が出せるようです。
タイヤは前90/90-14インチのダンロップTT900F、後100/90-14インチのダンロップTT900Aを装着。

ダンロップTT900って昔からある銘柄な気が。サスペンションはまぁこんなものかなと。
特筆すべきはアイドリングストップ機構が搭載されているということ。

停止後しばらくするとエンジンがストップ。発進時にアクセルを少し開けると直ちに再始動します。タイムラグはほとんどありませんが、信号が青になる直前にアクセルほんのちょっと動かしてエンジンを始動させるとさらにスムーズに加速できます。
ただし、バッテリーなどは従来のままで、アイドリングストップを多用するとバッテリーが上がりやすいそうで、お店でも普段はオフにすることを勧められました。

今回はアイドリングストップ機構はオフにしないで走ってみましたが、バイクのバッテリーって無駄に高いので、都心部で走る時はオフにした方がいいかも知れませんね。
シートトランクと給油口のオープナーはキーシリンダーと連動したスイッチ式。

キーシリンダーにシャッターを装備したバイクを所有するのがこれが初めてです(笑)。
トランクの容量は思ったよりも少ないかも?

フルフェイスやジェットヘルメットは1個しか入りません。
さて、ひとっ走りして戻って来たら113.1km走行。まだ燃料計の目盛りはふたつしか減ってませんが、実燃費を計測するために給油しました。ちなみにカタログの60km/h定地燃費は49km/Lとなっていますが、これより実燃費が劣るのは当たり前。問題はどれぐらい落ちるかです。

給油量は2.57L。ということで実燃費は44km/Lでした。

カタログ値より10%落ちなら上出来でしょう!
ちなみに燃料タンク容量は5.9Lあるので、航続距離は約259.6km。経済性は文句なし。
パフォーマンスも不足はなかったです。昔はスポーツ系バイクばかり乗っていたので、物足りないかなと思いましたが、これはこれでありかなと(笑)