
(6101/16104/06 101・綾瀬検車区・2011年11月11日)
ちなみに6000系試作車だけは諸々の事情で小田急線に乗り入れしていませんが(笑)。
都営浅草線を例外として、かつてはJR(国鉄)車両と私鉄車両は2社直通が基本でしたが、現在は東京メトロ半蔵門線、南北線、副都心線など3社直通運転が恒常化しています。そんな中3月27日付でJR東日本と小田急電鉄はそれぞれの車両を3社直通運転させる準備を始めることを発表しました、
JR東日本プレスリリース「小田急線 千代田線 JR常磐線(各駅停車)の相互直通運転に向けた準備を開始します~小田急・JR東日本車両も3線直通可能な車両にしていきます~」
小田急電鉄プレスリリース「小田急線 千代田線 JR常磐線(各駅停車)の相互直通運転に向けた準備を開始します~小田急・JR東日本車両も3線直通可能な車両にしていきます~」
プレスリリースによるとJR東日本E233系2000番代が千代田線を介して小田急線に乗り入れ。

(クハE232-2005・北松戸~馬橋・2011年2月5日)
E233系には小田急用保安設備を搭載する必要があります。現在小田急では小田原線がアナログのOM-ATS、多摩線がデジタルのD-ATS-Pとなっていますが、相互乗り入れを開始する際には小田原線もD-ATS-P化されていると予想されます。
一方小田急4000形ですが、JR常磐線の保安設備が千代田線と同じATC10形(東京メトロ新CS-ATC)なので、無線関係の搭載がメインとなるでしょう。

(4064・祖師ヶ谷大蔵・2011年8月12日)
ちなみにE233系と4000形は兄弟車であるので、取り扱い上の不便さはあまりないかもしれません。
ところでプレスリリースでは209系1000番代についての言及がありません。

(クハ209-1001・北松戸~馬橋・2011年2月5日)
2編成のみの存在なのでメトロ6000系試作車の様に限定運用となるのかも知れませんね。
相互乗り入れの準備期間は2013年4月から3年とのこと。まだちょっと間がありますが常磐線、千代田線、小田急線の関係がより密接になりそうで楽しみです。