
(3955・下北沢・2013年3月26日)
今回地下化されたのは将来の急行線。これから緩行線の掘削工事が始まり、最終的には複々線化されます。
代々木上原~東北沢間は1978年に小田急で最初の複々線化された区間でしたが、地下工事の関係で現在は複線状態となり、3月22日までは内側の旧急行線を使用していました。3月23日からは旧緩行線を通ることになりましたが、これが将来の急行線となります。

つまり急行線と緩行線の位置関係が逆転したことになります。
東京メトロ千代田線の引き上げ線の終端部分付近から地下へ潜りますが、すでに緩行線部分の工事も進んでいるようですね。

東北沢駅は緩行線の上に仮設ホームを設置しています。

緩行線ホームもできあがっていて、仮設ホームと通路で結ばれているようです。

東北沢からは単線箱形トンネルに。地上時代も下北沢へ向けての下り勾配でしたが、急行線はさらに急な勾配となっている印象。

下北沢駅の手前からシールド工法区間に切り替わり、円形断面に変わります。

下北沢駅は2本のシールドトンネルをホーム空間でつないだ構造。

これからこの上に箱形トンネルを構築して緩行線が通されることになります。
円形トンネルが終了すると世田谷代田駅に到着します。

急行線ではホームが設置されない世田谷代田ですが、今回は急行線に各駅停車を走らせるために仮設ホームを設置しています。

円形トンネルと箱形トンネルの境目がよくわかりますね。

この様子を見ることができるのは緩行線が開通するまでの僅かな期間です。

改札口付近もまだこれから工事が進んでいくのでしょう。

環状7号線をくぐると地上に出て、緩行線を外側に分岐して梅ヶ丘に到着。

代々木上原側とは逆に急行線が内側で緩行線が外側。これから緩行線の地下区間工事が始まります。

緩行線の使用開始は2017年度を予定しているようです。これからもこの区間はどんどん変化していきそうですね。

(1493・梅ヶ丘・2013年3月26日)