
(9001・新丸子・2013年3月7日)
9000系の試作編成には2月9日から惜別のマークが掲出されています。渋谷寄りは丸形のマークです。
東急電鉄が6000系をVVVFインバータ制御化して試験した結果を反映させて1986年に試作編成を落成。1987~1991年に量産編成を14本製造しました。

(9012・新丸子・2013年3月7日)
14本のうち、9007Fだけは大井町線用として5両編成で製造されています。この9007F導入前に9001Fを5両編成化して訓練運転を実施。これが自分と9000系との出会いでした。

(9001・二子玉川・1986年11月)
9000系は地下鉄南北線、三田線乗り入れを考慮して設計されていました。しかし性能的に難があったため乗り入れは実現せず、3000系を新製。
2009年度以降、5000系の増備で9000系は5両編成化され徐々に大井町線に転出。その際に余剰の中間車3両は廃車されています。
東横線に残った9000系も副都心線に乗り入れることなく、渋谷駅と共に東横線から姿を消すことになります。

(9110・渋谷・2011年10月31日)

(9010・渋谷・2011年10月31日)
副都心線や西武、東武に乗り入れないのは残念。

(9101・新丸子・2013年3月7日)
今回撤退する9000系もおそらく大井町線に転用されると思われますが、ともあれ東横線での活躍を見届けたいと思います。